事故車の見積り方法とは?修理までの流れや修理相場、保険適用する際のポイントを紹介

事故車 見積り

思いがけない事故により事故車となった車を修理する際は、見積りが必要不可欠です。

また、保険金を受け取るためにも、正確な見積りは重要です。

しかし「業者によって価格が違いすぎて信用できない」「適正価格がわからない」という不安を感じていませんか?

本記事では、事故車の見積り手順、修理や買取の流れ、損をしないためのポイントまで詳しく解説します。

損せず愛車を手放したい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

事故車の見積り額を高くするのはNG!

事故車の見積り額を意図的に高く見せる行為は、一見得するように見えても大きなリスクを伴います。

犯罪行為や示談交渉に大きく関わってくるため、ここで確認しておきましょう。

犯罪行為にあたる

事故の際に、見積り額を高くして受け取れる保険金を増やしたり、事故とは関係ない箇所も修理したりと考える方もいると思います。

しかし、これらは「水増し請求」と呼ばれる犯罪行為にあたり、もしバレてしまうと10年以下の懲役刑に処せられる可能性があります。

示談交渉が長引く可能性がある

故意に見積り額を高くする「水増し請求」が発覚すると、保険会社からの信頼を失う恐れがあります。

発覚した場合は、他に水増しされた箇所がないか細かく調べられるケースもあるため、示談交渉自体が長引く可能性も考えられます。

場合によっては示談が成立しなくなり、訴訟の手続きや費用負担が発生するため、デメリットのほうが大きくなるでしょう。

事故車の見積り方法

事故車の見積り方法は、基本的に業者に依頼することになりますが、業者といっても種類や特徴が異なります。

以下に事故車の見積りを依頼できる業者を紹介しますので、参考にしてください。

業者特徴
ディーラー・サービスの質が高い
・金額が高くなりがち
・メーカー保証期間内であれば無料で修理可能
修理工場・コストを抑えた修理が可能
・技術力に差がある
中古車販売店・カー用品店・コストを抑えた修理が可能
・大掛かりな修理は難しい
ガソリンスタンド・軽度な修理なら可能
・パーツの取り寄せに時間がかかる
・場所によっては修理依頼できない

依頼する業者によって、金額や修理できる範囲などが異なってきますので、ご自身の状況や車の傷の程度にあった業者を選ぶことが大切です。

事故車の見積りだけ依頼できる?

事故車の見積りは、修理を依頼せず見積りだけをお願いすることも可能です。

また、見積りをしてもらったあとに「思った以上に料金が高かった」といった理由で、修理をお断りすることもできます。

ただし、見積りだけを依頼する際は、事前に見積りだけであることを伝えておくようにしましょう。

伝えておくことで、勝手に修理されてしまうことが防げます。

事故車の見積りは費用がかかる場合も

事故車の見積りだけを依頼する際は、業者によって費用が発生する場合があります。

そもそも自動車は、何千種類もの部品が合わさってできたもので、修理が必要な箇所を調べるためには時間や労力が必要です。

そのため、見積りが有料である業者がほとんどです。

中には無料で行ってくれる業者も存在しますが、正確な修理箇所を調べてくれないケースが多いため注意が必要です。

事故車の見積りから修理までの流れ

事故車の見積りから修理までの流れは、次のとおりです。

  1. 事故が発生したら、まずケガ人の把握と救急車が必要か確認
  2. 警察と保険会社に連絡
  3. 修理工場や販売店に車を運び修理見積りする
  4. 見積り金額に納得できれば修理を依頼する
  5. 保険金を受け取る場合は請求書を提出する

保険を適用する場合は、事故証明書や見積書、事故車両の写真などが必要になってくるので、事前に確認しておきましょう。

事故車の見積りから修理までの詳しい流れはこちら

見積りにかかる時間

業者に見積り依頼してから見積書が手に入るまでの時間は、損傷状態や混み具合にもよりますが、数十分から数時間程度が一般的です。

ただし、部品の解体が必要な場合や業者が混み合っている場合は、数日かかることもあります。

修理にかかる日数

車の修理を依頼してから再び乗れるまでの期間は、損傷具合や修理箇所によって異なってきます。

参考までに、以下に3つの修理箇所を紹介します。

修理箇所修理にかかる日数
ドア・簡単な修理なら数時間
・交換する場合は1週間程度
フレーム・数日から1ヶ月
バンパー・フロント:2日程度
・リア:4日程度

事故車の見積りを適正金額にするためのポイント

事故車の見積りをとる際に、適正金額で修理したいと思うのは普通のことでしょう。

ここでは、正確な見積り金額にするためのポイントを紹介していきます。

事故車の見積りは早めに取る

事故車の見積りが遅れるほど、負った傷が事故によるものか判別しにくくなり、正確な見積額も出せなくなります。

そのため、できれば事故後すぐに見積り依頼することをおすすめします。

なお、物損事故による見積書の取得は3年が限度とされていますので、保険金を受け取りたい場合は早めに依頼しましょう。

見積りは複数の業者から取る

見積り金額は、業者によって異なるケースがほとんどです。

そのため、複数の業者から見積りを取ることをおすすめします。

最低でも3社から見積りをとると、ある程度の金額が把握できるでしょう。

適正な見積り額は欲しいならディーラーがおすすめ

冒頭で紹介したとおり、見積りできる業者は複数あり、業者によって金額や特徴が異なってきます。

その中でもディーラーは、専門的な知識や技術を持っている整備士が常駐しているため、正確な金額を提示してくれる可能性が高いです。

ただし、不当な請求は犯罪行為にあたりますので、嘘の申告はやめておきましょう。

事故車の修理相場と保険適用する際の注意点

事故車の修理には、修理費用だけでなくさまざまな出費が発生します。

また、保険を使う場合には契約内容や事故状況によって、受け取れる保険金やその可否が変わることもあります。

損傷箇所別の修理相場は、以下のとおりです。

修理箇所費用目安
サイドミラー1万〜2万程度
ドア2万〜10万円程度
ボンネット3万〜10万円程度
バンパー1万〜20万円程度
フレーム10万〜100万円程度
エンジン30万〜100万円程度

詳しい事故車の修理代についてはこちら

修理費用以外にかかってくる費用

事故車の修理には、修理にかかる費用以外にも以下の費用が発生します。

  • 修理のために必要な清掃費
  • ボルトやグリスなどの消耗品代
  • 修理期間中のレンタカー代
  • 見積り費用 など

なお、上記に当てはまるものは、保険適用されませんので覚えておきましょう。

保険適用する際の注意点

事故車を修理する際に保険を使用して直す際は、いくつかのポイントに注意する必要があります。

事故の状況によって受け取れる金額は異なる

事故車の修理の際に受け取れる保険金は、事故の状況によって異なってきます。

たとえば、過失割合が自分0相手10だった場合、受け取れる金額は100%です。

しかし、過失割合が自分3相手7だった場合、受け取れる金額は70%となり、さらに30%は相手に支払う必要があります。

このように過失割合や単独事故などによって、受け取れる金額が大きく変わってきます。

保険金が受け取れないケースもある

事故による保険金は、ケースによって受け取れない場合もあります。

たとえば、以下のケースでは受け取れません。

  • 相手が任意保険に加入していない
  • 故意に事故を起こした

上記に当てはまるケースは、保険金の請求ができません。

なお、相手が任意保険に加入してない場合で修理費用を求める場合は、損害賠償の手続きを行うことが必要ですので、弁護士に相談すると良いでしょう。

修理しなくても保険金は受け取れる

保険金は見積書などの書類を提出すれば受け取れますが、その使い道は自由です。

そのため、修理せずに保険金だけ受け取ることも可能です。

例えば、新しい車に乗り換える費用やその他の出費に充てることも可能です。

ただし、修理しない場合でも見積書だけは必ず必要になりますので、見積り依頼だけは忘れず行いましょう。

自身の保険を適用する場合はリスクも考慮する

車の修理費用が保険金だけでは足りなかったり、相手が任意保険に加入していなかったりする場合は、自分が加入している任意保険を使用して修理する方法もあります。

ただし、自分が加入している保険を使用する際は、等級が下がり翌年の保険料も上がってしまうことに注意が必要です。

交通事故で保険を使用した場合、1〜3等級下がり、加えて事故有等級が1年〜3年間適用されます。

そのため、翌年の保険料を考慮しながら判断することをおすすめします。

状況によっては廃車・買い替えも検討する

事故車を見積りに出した際、場合によっては「修理できない」と言われることもあります。

たとえば、以下のケースでは修理不可と判断されます。

  • 修理できないほどの損傷がある
  • 車の時価額よりも修理費のほうが高くなる
  • 全損と言われた

こちらのケースに当てはまる場合でも修理できることもあります。

しかし、無理に修理して乗り続ける場合、走行中に不具合が発生したり、買取の際に値段が付かない可能性が高いため、廃車もしくは買い替えを検討するのが良いでしょう。

廃車を選択する場合は、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。

廃車買取業者であれば、値段が付かない車であっても0円以上で引き取ってくれ、廃車にかかる費用も無料で行ってくれます。

株式会社サクライなら、廃車、不動車、高年式事故車まで無料で買取を行っています。

弊社にご依頼いただければ、自賠責保険の解約手続きから買取まですべて行いますので、お客様のお手間を省き、スムーズに車を手放すことができます。

もちろん査定は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

本記事では、事故車の見積り方法から修理までの流れや、修理金額の相場などを紹介しました。

これらを理解しておくことで、余計なトラブルや損失を防ぐことが可能です。

事故後は冷静に状況を判断し、信頼できる業者や保険会社と連携して行動することが大切です。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

本社

商号 株式会社桜井
屋号 株式会社サクライ
所在地 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4
TEL 06-6414-2222
FAX 06-6414-6644
営業時間 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
営業種目 自動車解体業、部品販売(輸出)
資本金 40,000,000円
従業員数 105名
主要取引先 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪
取引先銀行 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 兵庫県 第02801038224号
引取業許可 尼崎市 第20711000024号
産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号
解体業許可 尼崎市 第20713000024号
破砕業許可 尼崎市 第20714000024号
フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号
第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号
一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号
古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号

(その他必要に応じて申請)
兵庫県フロン回収処理推進協議会会員
兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

大阪支店

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FAX 06-6551-7778
営業時間 9:00 ~ 18:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 大阪府 第02700038224号
引取業許可 大阪市 第20661001002号
産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号
解体業許可 大阪市 第20663001002号
破砕業許可 大阪市 第20665001002号
フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号
第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号

(その他必要に応じて申請)
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

会社沿革

昭和20年 桜井商会設立
平成7年8月 株式会社に沿革
平成27年10月 ISO9001 and ISO14001 取得
平成27年10月 ISO/IEC 17021 取得
令和2年 大阪支店 開業
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