車の下取りはいつ引き渡す?契約日と同じとは限らない納車までの流れ

車を下取りに出すとき、「いつ車を渡せばいいのか」「新車が来るまで今の車に乗れるのか」は気になるところです。

結論からいうと、下取り車の引き渡し日は契約日と同じとは限りません。新車の納車日に合わせることもあれば、ディーラーと相談して別日に設定することもあります。

筆者コメント

筆者が車を売却したときも、売却先を決めた日と実際に契約・引き渡しをした日は別でした。即日で引き取れると言われていましたが、こちらの都合に合わせて数日待ってもらえています。

大切なのは、下取り額だけを見て先に契約を確定させるのではなく、納車日、引き渡し日、必要書類、キャンセル条件まで確認してから決めることです。

また、まだ下取りを確定していないなら、買取店の査定額も一度確認しておくことをおすすめします。筆者自身、ディーラー下取りと買取を比較して大きな価格差が出た経験があります。

目次

車の下取りはいつ引き渡す?新車の納車日と調整する

車の下取りはいつ引き渡す?新車の納車日と調整する

下取り車をいつ引き渡すかは、ディーラーとの契約内容や新車の納車日によって変わります。

新車へ乗り換えるなら、「今の車を先に渡したため、納車まで車がない」という状態はできるだけ避けたいところです。下取りを決める段階で、納車予定日と引き渡し日の両方を確認してください。

契約日と引き渡し日は同じとは限らない

車の売却では、査定や契約をした日にそのまま車を渡すケースもありますが、必ず即日で引き渡さなければならないわけではありません。

筆者コメント

筆者が親族の車を売却したときは、査定で売却先を決めたあと、親族の都合に合わせて数日後に契約と引き渡しを行いました。業者からは即日引き取りも可能と言われていましたが、引き渡し日はこちらの都合に合わせてもらえました。

そのため、下取りでも「契約したらその日に車を渡すもの」と思い込む必要はありません。

ただし、いつまで乗れるかは販売店や契約条件によって異なります。契約時に引き渡し予定日まで決めておきましょう。

新車の納車まで乗るなら引き渡し日を先に相談する

新車購入時の下取りで最もわかりやすいのは、新車の納車に合わせて今の車を引き渡す方法です。

今の車でディーラーへ行き、下取り車を渡して、そのまま新車で帰れるなら移動手段が途切れません。

ただし、新車は納車予定が変わることもあります。下取り車の引き渡し日だけを先に固定すると、予定がずれたときに困る可能性があります。

契約時には少なくとも、次の3点を確認しておくと安心です。

  • 新車の納車予定日
  • 下取り車をいつまで使えるか
  • 納車日がずれた場合に引き渡し日も変更できるか

とくに通勤や送迎などで毎日車を使っている人は、「いつまで乗れるか」を先に確認してください。

代車の有無と引き渡し場所も確認する

どうしても新車の納車前に下取り車を渡す必要があるなら、代車を用意してもらえるか確認しておきましょう。

代車の有無や利用条件は販売店によって異なるため、「下取り車を先に渡しても何とかなるだろう」と考えず、契約前に確認するのが確実です。

引き渡し場所についても同様です。

下取りなら購入したディーラーで渡すケースが考えやすいですが、契約内容によって扱いは変わります。日時だけでなく、「どこへ持っていけばいいのか」「引き取りに来てもらえるのか」まで確認しておきましょう。

契約から車を引き渡すまでの流れ

契約から車を引き渡すまでの流れ

下取り車の引き渡しは、当日だけ準備すればよいわけではありません。

先に日程と必要書類を確認し、車内を片付けたうえで引き渡すとスムーズです。

下取り先と引き渡し日・場所を決める

査定額に納得して下取りを利用すると決めたら、まず引き渡し日と場所を確認します。

新車の納車と同じ日にするのか、先に車を渡すのかによって、その後の予定も変わります。

また、引き渡しまで今の車に乗り続ける場合は、その間に走行距離が増えたり、車の状態が変わったりする可能性があります。

契約時に「この日まで普通に乗っていて問題ないか」も確認しておくと安心です。

必要書類とスペアキーなどを準備する

引き渡し日が決まったら、必要書類を揃えます。

普通車では印鑑証明書や実印などが必要になる場合があります。筆者が普通車を売却したときも、車内に保管していた車検証などとは別に、印鑑証明書や実印を準備しました。

車種や登録状況によって必要書類は変わるため、自己判断で揃えるより、下取り先から渡される案内に沿って準備してください。

スペアキーがある場合も忘れずに用意します。

筆者コメント

筆者が所有していた車を売却した際にはスペアキーも一緒に渡しました。探すのに時間がかかることもあるので、引き渡し直前ではなく早めに確認しておくのがおすすめです。

当日に車の状態を確認して引き渡す

引き渡し当日は、車両と書類を最終確認してから渡します。

日本自動車購入協会(JPUC)も、車を売却するときは約束した日時・場所で車両と必要書類を引き渡し、車両受領証などを受け取って保管するよう案内しています。

とくに確認したいのは、車内の私物です。

スマートフォンの充電ケーブル、サングラス、駐車券、ETCカードなどは残しやすいため、収納スペースまで一度確認してください。

下取り後は名義変更まで確認する

車を渡したら、それですべて終わりとは限りません。

売却後は名義変更などの手続きが行われます。下取り先が手続きを代行する場合でも、どのような形で完了を確認できるのか聞いておきましょう。

筆者が親族の車を売却したケースでは、引き渡し後の細かな手続きは所有者本人が対応したため、筆者自身が名義変更完了まで直接追跡したわけではありません。

ただ、その後に自動車税などのトラブルはありませんでした。

それでも、今なら「いつ名義変更するのか」「完了後に連絡や書類はあるのか」まで確認します。車を渡して終わりではなく、名義変更が完了するところまで意識しておく方が安心です。

車を引き渡す当日にやること

車を引き渡す当日にやること

引き渡し当日は、大がかりな準備より「忘れ物をしないこと」の方が重要です。

掃除や洗車に時間をかけるより、車内データやカード、書類を確実に確認してください。

車内の私物やETCカードを残していないか確認する

まず車内の私物をすべて出します。

JPUCも売買契約後の引き渡し前には、車内の忘れ物やETCカードなどを確認するよう案内しています。

確認する場所は、目につく座席周辺だけではありません。

  • グローブボックス
  • センターコンソール
  • ドアポケット
  • シート下
  • トランク
  • サンバイザー周辺
  • ETC車載器

普段ほとんど開けない場所まで確認してください。

とくにETCカードは、差したまま車を渡さないよう注意しましょう。

カーナビやドライブレコーダーのデータを確認する

今の車は、車内にも多くの個人情報が残ります。

カーナビには自宅や過去の目的地、Bluetooth接続履歴、電話帳などが保存されていることがあります。

ドライブレコーダーも同様です。SDカードを自分で用意したものなら、取り外してよいか確認してください。

JPUCも引き渡し前にカーナビやドライブレコーダーの保存データ、SDカードなどを確認するよう案内しています。

ただし、純正ナビなどは初期化方法が車種によって異なります。わからない状態で操作するより、ディーラーへ「データは消してから渡した方がよいですか」と確認するのが確実です。

掃除や洗車はできる範囲で済ませる

下取り車は、必ずピカピカに洗車して渡さなければならないわけではありません。

ただ、ゴミや私物を片付け、車内を簡単に掃除しておくと忘れ物を見つけやすくなります。

JPUCでも査定前の準備として、可能であれば車内清掃や洗車をしておくことが案内されています。

とはいえ、引き渡し直前に高額なクリーニングへ出す必要まではありません。

筆者コメント

筆者なら、ゴミを捨てる、荷物を降ろす、車内を軽く掃除する程度にします。査定額を上げるためというより、気持ちよく間違いなく引き渡すための掃除と考えるのがよいでしょう。

ガソリンを追加する必要があるか引き渡し先に確認する

「下取りに出すならガソリンを満タンにした方がいいのか」と迷う人もいますが、引き渡しのためだけに自己判断で満タンにする必要はありません。

今回確認した公的機関や業界団体の情報でも、「満タンにして引き渡す」という一律のルールは確認できませんでした。

筆者なら、普段どおり使い、極端に残量が少ない場合だけディーラーへ確認します。

引き渡し先から指定があれば、その案内に従ってください。

車両受領証など引き渡した記録を残す

車を渡したときは、いつ誰に渡したのかがわかる記録を残しておきましょう。

JPUCも車両引き渡し時に車両受領証などを受け取り、保管するよう案内しています。

後から「まだ車を受け取っていない」「書類が足りない」といった話になったときも、引き渡し記録があれば確認しやすくなります。

紙でも電子データでも、受け取った書類は名義変更などが終わるまで保管してください。

車の引き渡しに必要な書類

車の引き渡しに必要な書類

車を下取りに出すときの必要書類は、普通車と軽自動車で同じではありません。

また、住所変更や所有権留保があると追加書類が必要になる場合もあります。

引き渡し前に販売店から必要書類一覧をもらい、一つずつ確認するのが確実です。

普通車は印鑑証明書や譲渡証明書などを確認する

普通車の所有者が変わる場合は、移転登録の手続きが必要です。

国土交通省の移転登録に必要な書類の案内では、条件に応じて譲渡証明書、委任状、印鑑登録証明書などが必要とされています。

実際の下取りでは、譲渡証明書や委任状をディーラー側が用意し、売主が記入するケースもあります。

筆者コメント

筆者が普通車を売却したときも、譲渡証明書と委任状は業者側が準備してくれました。こちらで事前に用意したのは、主に印鑑証明書、実印、振込先情報でした。

必要書類は手続き内容によって変わるため、ネット上の一覧だけで揃えず、最終的には下取り先の案内を確認してください。

軽自動車は普通車と必要書類が異なる

軽自動車は、普通車とは登録制度が異なります。

軽自動車検査協会も、軽自動車を売買・譲渡した場合は名義変更が必要と案内しています。

普通車で必要になる印鑑証明書や実印をそのまま軽自動車にも当てはめるのではなく、軽自動車として必要な書類を確認してください。

また、車検証上の所有者が販売店やローン会社になっている場合は、所有者側の手続きが必要になることがあります。

車検証の住所と現住所が違う場合は追加書類を確認する

引っ越しをしていて、車検証に記載された住所と現在の住所が違う場合は注意してください。

国土交通省の移転登録案内でも、車検証に記録された氏名・住所と現在の情報につながりがない場合は、その変更を確認できる書類が必要になることがあります。

引っ越しが1回なのか複数回なのかでも必要書類が変わる可能性があります。

該当する人は、「車検証の住所が古い」と先にディーラーへ伝えてください。引き渡し当日にわかるより、事前に確認した方が手続きはスムーズです。

スペアキーや整備記録簿、取扱説明書もまとめておく

法律上の名義変更書類とは別に、車と一緒に渡すものも確認します。

スペアキー、整備記録簿、取扱説明書などが残っているならまとめておきましょう。

筆者は新車で購入した車のスペアキーを保管しており、売却時に必要書類と一緒に渡しました。

JPUCも引き渡し前の確認項目としてスペアキーや整備記録簿、取扱説明書などを挙げています。

普段使っていないスペアキーは、自宅の引き出しなどにしまったままになりやすいので、査定が決まった時点で探しておくのがおすすめです。

引き渡し前に確認したい契約上の注意点

引き渡し前に確認したい契約上の注意点

下取りで最も注意したいのは、車を渡す当日より、その前の契約です。

引き渡し日や下取り額だけを確認して契約すると、あとからキャンセルや条件変更で困る可能性があります。

下取りは新車購入の契約に組み込まれている場合がある

「やっぱり下取りをやめて、買取店へ売りたい」と思っても、いつでも自由に変更できるとは限りません。

JPUCの相談事例でも、下取り車が新車購入代金の一部として契約に組み込まれている場合、下取りだけを単独で切り離せないことがあると説明されています。

そのため、買取店とも比較したいなら、新車購入の契約を確定させる前に動くのが安全です。

「あとから高い買取店が見つかったら下取りだけ外せばいい」と考えない方がよいでしょう。

契約後のキャンセル条件を確認する

車の売却は、住宅訪問販売などと同じ感覚で「あとからクーリングオフできる」と考えないでください。

国民生活センターも中古車売却ではクーリングオフが適用されず、契約前にキャンセル条件や契約内容を十分確認する必要があると注意喚起しています。

契約前には、少なくとも次の内容を確認してください。

  • いつ売買契約が成立するのか
  • 契約後にキャンセルできるのか
  • キャンセル料が発生するのか
  • 引き渡し日の変更はできるのか

とくに下取りを買取へ切り替える可能性があるなら、先に確認しておくべき部分です。

査定後の減額や再査定の条件を確認する

契約後に車の状態を理由として査定額が変わる条件も確認しておきましょう。

国民生活センターでは、車を売却したあとに「修復歴があった」などとして減額を求められるトラブルも紹介されています。

筆者コメント

筆者が古い中古車を売却したときは、購入以前の事故歴などがわからなかったため、最初から「わからないものはわからないので、しっかり確認してほしい」と伝えました。

査定した結果、ドアを外して修理した形跡は見つかりましたが、骨格部分の修復歴ではないと判断され、その状態を踏まえた金額で契約しています。

この経験からも、知らないことまで無理に断言する必要はありません。

事故歴や修理歴がわからない中古車なら、「不明なので確認してください」と正直に伝え、そのうえで契約後に再査定や減額があるのかを確認してください。

下取り額の充当方法や支払い条件を確認する

下取りでは、売却代金がそのまま銀行口座へ振り込まれるとは限りません。

新車の購入代金へ充当する形なら、見積書のどこに下取り額が反映されているのか確認してください。

車両値引きと下取り額が一緒に見える見積もりでは、「結局いくらで車を評価されたのか」がわかりにくくなることもあります。

筆者コメント

筆者なら、車両本体の値引きと下取り額は分けて確認します。

比較したいのは「新車がいくら安くなったか」だけではなく、「今の車にいくら値段がついたか」だからです。

引き渡し日の都合だけで下取りに決める必要はない

引き渡し日の都合だけで下取りに決める必要はない

新車の購入と同時に今の車を手放すなら、下取りは確かに楽です。

納車と引き渡しを同じ販売店でまとめやすく、売却先を別に探す必要もありません。

筆者コメント

ただ、筆者は「手続きが楽だから」という理由だけで下取りに決めるのはおすすめしません。

引き渡し日を調整できる買取業者もあるからです。

買取でも引き渡し日を調整できた

筆者が親族の車を売却したとき、査定で売却先を決めたのは引き渡し日の数日前でした。

業者からは即日引き取りも可能と言われましたが、所有者側の都合が合わなかったため、数日待ってもらっています。

つまり、「買取だとすぐ車を持っていかれる」「納車まで車がなくなる」とは限りません。

もちろん業者によって条件は異なりますが、買取を検討するときも「新車の納車まで乗りたい」と先に伝えて相談する価値はあります。

引き渡し日だけを理由に、最初から下取り一本に絞る必要はありません。

下取りと買取で査定額に大きな差が出たこともある

筆者は複数の車を売却してきましたが、下取りと買取で大きな価格差が出たことがあります。

古いセダンを売却したときは、購入店とディーラーの下取りではどちらも0円でした。

そこで複数の買取業者に査定してもらい、同じ場で競ってもらったところ、最終的には18万円で売却できました。

別のN-BOXでも、ディーラー下取りは約71万円でしたが、複数の買取業者を比較した結果、約115万円で売却しています。

もちろん、すべての車でこれほど差が出るわけではありません。

筆者コメント

ただ、同じ車でも業者によって査定額が変わることは、自分で何度も比較してはっきり実感しました。

だから筆者は、新車を買うときでも、下取り額をそのまま受け入れるのではなく、一度は買取価格を確認してから決めるようにしています。

比較するなら下取り契約を確定する前に動く

買取価格を比較するなら、タイミングが重要です。

下取り契約を含めて新車購入の契約を確定させたあとでは、下取りだけを自由に外せない場合があります。

そのため、順番は「新車を契約してから買取店を探す」ではなく、「下取り額が出た段階で買取価格も確認する」のがおすすめです。

筆者が車を高く売れたときに共通していたのは、1社の査定額だけで決めなかったことでした。

車を高く売るなら
1社査定で決めないでください

筆者が実際に使った車一括査定の中で、最もおすすめするのが「CTN車一括査定」です。

CTN車一括査定

CTN車一括査定は、全国600社以上の買取実績データをもとに、AIがあなたの車を高く買い取った実績のある上位3社を厳選してくれる車一括査定サービスです。

やみくもに多くの買取店へ依頼するのではなく、高価買取が期待できる3社だけに絞って比較できるため、電話対応の負担を抑えながら高値売却を狙えます。

AIが選んだ上位3社で査定額を比較するイメージ

さらに、その3社が競い合うことで査定額が上がりやすく、愛車の最高額を引き出しやすいのも大きな特徴です。

\高価買取店の上位3社だけ交渉/

買取額は業者ごとの販路や得意車種で変わるため、1社だけで判断すると高く売れるチャンスを逃す可能性があります。

実際に、筆者のN-BOXもディーラー下取りでは71万円でしたが、車一括査定で複数社を比較した結果、約115万円で売却できました。

車一括査定で査定額が上がった事例

人気車種はもちろん、古い車や走行距離が多い車でも、1社だけで決めずに比較することが高価買取への近道です。

車を高く売るうえで大切なのは、最初から高く買える業者に見てもらうことです。

CTN車一括査定なら、愛車に合った買取業者を効率よく比較できます。

「下取り価格が妥当かわからない」「できるだけ高く売りたい」「でも電話ラッシュは避けたい」という方は、まずCTN車一括査定で今の買取額を確認してみてください。

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まとめ

車の下取りは、契約した日に必ず引き渡すわけではありません。

新車へ乗り換えるなら、納車日に合わせて下取り車を渡せるか、納車が遅れた場合も引き渡し日を調整できるかを先に確認してください。

引き渡し当日は、車内の私物やETCカード、カーナビ・ドライブレコーダーのデータを確認し、必要書類やスペアキーも揃えておきます。掃除や洗車はできる範囲で十分で、ガソリンも自己判断で満タンにする必要はありません。

また、下取り契約を確定する前に、買取価格も一度比較しておくことをおすすめします。

筆者自身、下取りより買取の方が大幅に高くなった経験がありますし、買取でも引き渡し日の相談はできました。

「引き渡しが楽だから下取り」だけで決めるのではなく、納車までの使いやすさと売却価格の両方を見て、納得できる方法を選んでください。