廃車のときにレッカーを使うにはどうすれば良い?手続きから買取や解体までの流れを解説

車を廃車する際、レッカーを利用できるか気になっている方は多いのではないでしょうか。

廃車は、手続きから買取や解体までの流れを理解することが重要です。

特に、車の搬送や廃車の手続きは安全性や環境保護の観点から重要であり、適切な方法で行うことが求められます。

この記事では、車を廃車する際にレッカーを利用する方法、廃車の手続き、買取業者の選び方、環境への配慮などについて解説していきます。

廃車の意義とは?

高価な買い物である車。

だからこそ大切に乗ってきた車を廃車にすることは心苦しい気持ちになります。

しかし、動かない車をいつまでも置いていれば弊害が生じることもあり、そのためにも廃車という選択肢は必須です。

それでは、廃車の意義について詳しく見ていきましょう。

車の寿命と廃車の必要性

車には寿命があります。

どれだけメンテナンスをしても部品の調達が難しくなったり廃盤になったりすれば寿命を迎え、手を加えることができなくなり安全性に不安が出てきます。

このように、老朽化や故障によって安全性が損なわれた車を廃車することで、交通事故を未然に防ぐことができるのです。

環境への影響と廃車の重要性

排出ガス規制に適合しない古い車両を廃車することで、環境への負荷を軽減することが可能です。

さらに、廃車によって車の再利用やリサイクルが促進されます。

廃車から取り出されるパーツや材料は、再利用され、資源の有効活用につながります。

これによって、新たな資源の採掘や製造過程のエネルギー消費を減らし、地球環境への貢献が期待できるのです。

廃車についてはこちら

レッカーサービスの役割と利用方法

レッカーサービスは、故障や事故などの緊急時に車両を移動させるためのサービスです。

レッカーは、車の安全な移動や緊急時の対応を担当する重要なサービスであり、交通事故や故障のときだけでなく廃車したい車の搬送にも利用できます。

レッカー移動をするべき車の状態

レッカーサービスを利用しなければならない状態とは、エンジントラブルやタイヤのパンクやバースト、ミラーやウインカーなどの損傷などで車が自走できないときのことです。

それに加えて、鍵の紛失やガス欠といった不注意によって車が動かなくなった場合でも、レッカーを利用することはできます。

緊急時のレッカーサービスの利用方法

車が故障して動けなくなった場合や 交通事故が発生した場合、車が火災や沈没などの緊急事態に遭遇した場合など、緊急時にはレッカーサービスが迅速に対応し、車両を安全な場所に移動させます。

レッカーにかかる費用には、出動、空車回送、牽引といった基本費用に加えて、現地での作業にかかる費用や出動した作業員の人数、時間帯、走行距離などが加算されます。

JAFでは、車の故障による牽引費用が、入会していない場合で13,130円からとなっています。

JAFのロードサービス料金についてはこちら

ロードサービス会社を利用する

ロードサービス会社によっては、廃車買取業者と提携しており、廃車の場合にはレッカー代が無料となる場合があります。

任意保険に付帯しているロードサービスを利用する

任意保険のロードサービスは、自動車保険の特約として付帯されています。

保険契約者が車に関するトラブルや緊急事態に遭遇した際に提供されるサポートサービスです。

事故による搬送以外にも、故障時の応急修理やレッカー車の手配など様々なサービスが受けられます。

廃車買取業者に依頼するとレッカー代は無料になる

一般的に、廃車買取業者はレッカー代を含めた買取を行っています。

そのため、廃車買取業者に依頼すれば無料で搬送してもらえます。

しかし、廃車目的であっても依頼した業者以外の場所へ搬送する場合や修理目的で工場に運ぶロードサービスは利用できない可能性があります。

車検が切れている場合はレッカーが不可の可能性も

車検切れの車で公道を走行することは違反で重い罰則に科せられます。

一般的にレッカー車での牽引は、前輪後輪のどちらかを路面につけて走行するため、無車検無保険走行と判断される恐れがあるのです。

このような理由から車検切れの車はレッカーが不可となる可能性があります。

廃車買取業者に依頼するとレッカー代が無料になる理由

廃車買取業者に依頼すれば廃車にするための費用が軽減されるため、家計の負担も減らすことが可能です。

一方で、廃車買取業者がレッカー費用を無料で搬送するには以下の理由があります。

パーツ販売を行っている

廃車買取業者は、廃車した車からパーツを取り外し、部品として再利用してもらうため販売をしています。

車の分解をして資源としての販売が可能

車にはさまざまな部品が使われており、なかには資源として使えるものがあります。

廃車買取業者は、それらを取り出して資源として販売することが可能です。

海外への販路を持っている

廃車買取業者のなかには、海外への販路を持っている業者もいます。

海外で日本の車は評価が高く、その価値が最大限に活用されているのです。

廃車手続きの手順と注意点廃車は車をレッカーなどで搬送するだけではありません。

車に関する書類で廃車手続きをしなければならず、普通車と軽自動車では手続き方法が違ってきます。

必要な書類と手続き場所

廃車に必要な書類と手続きを行う場所が普通車と軽自動車で違います。

それでは、軽自動車と普通車、それぞれ廃車する際に必要な書類などについて見ていきましょう。

軽自動車の場合

軽自動車の廃車の手続きには以下の3種類あり、選ぶ方法によって必要な書類が異なります。

  • 解体返納
  • 自動車検査証返納届(一時使用停止)
  • 解体届出

解体返納に必要な書類は以下の書類です。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 使用済自動車引取証明書
  • ナンバープレート(車両番号標)
  • 解体届出書(軽第4号様式の3)
  • 申請依頼書

自動車検査証返納届(一時使用停止)に必要な書類は以下の書類です。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 自動車検査証返納証明書交付申請書・自動車検査証返納届出書
  • ナンバープレート(車両番号標)
  • 申請依頼書

解体返納と自動車検査証返納届(一時使用停止)は、これらに加えて、事業用の車として使っている場合には「事業用自動車等連絡書」が必要です。

解体届出に必要な書類は以下の書類です。

  • 使用済自動車引取証明書
  • 解体届出書(軽第4号様式の3)
  • 申請依頼書

令和3年1月4日以降、軽自動車の抹消や変更などの書類に印鑑は不要となりました。

上記の書類とマイナンバーカードやリサイクル券を揃えて、最寄りの軽自動車協会へ赴く、もしくは業者に依頼をします。

また、廃車の手続きには手数料が発生します。

普通車の場合

  • 自動車検査証(車検証)
  • 自賠責保険証明書
  • 所有者の印鑑証明書(3か月以内のもの)
  • 委任状
  • 譲渡証
  • 所有者の実印
  • 手数料
  • ナンバープレート
  • 申請書(第3号様式の2)

所有者が個人となっていて、車検証に記載された住所と印鑑証明に記載された住所が違う場合は、戸籍謄本が必要となることもあります。

軽自動車同様、これらの書類を揃えて最寄りの陸運局へ行くか業者に依頼します。

廃車には「永久抹消登録」「一時抹消登録」「輸出抹消仮登録」の3種類があります。

廃車の方法によって必要な書類が変わるため、事前に確認することをおすすめします。

廃車手続きに関する注意事項とポイント

廃車手続きを行う際には、手続きの漏れや間違いを防ぐために、注意が必要です。

必要な書類は書き出すなどして取り忘れのないようにしましょう。

廃車の手続きについてはこちら

廃車買取の方法とメリット

廃車にした車のなかには、価格がつく車種もあります。

自分の車が廃車になった後でも価値があるのか確認しておくと無駄なお金を使うことはありません。

それでは、廃車した車の買取方法とメリットについて挙げていきます。

車両の価値と買取価格の決定要因

車両の価値や買取価格は、以下の要因に影響されます。

  • 車両の状態: 車両の年式や走行距離、外装や内装の状態などが考慮されます。
  • 事故歴や故障: 事故歴や重大な故障がある場合、買取価格は低くなる傾向があります。
  • 需要と供給: 特定の車種やパーツの需要と供給のバランスも価格に影響します。
  • リサイクルの可能性: 車やパーツのリサイクルできる可能性が高い場合、価値が高くなることがあります。

廃車買取サービスの利点と選び方

廃車買取サービスのメリットは以下の通りです。

  • 手続きの簡素化: 廃車手続きを代行してくれるため、手続きの煩雑さを省くことができます。
  • 買取価格の確保: 車やパーツの価値を適正に評価し、買取価格を確保してくれます。
  • 信頼性: 口コミや評判を調査し、信頼できる業者を選びましょう。
  • 査定額の比較: 複数の業者から査定を受けて、買取価格を比較しましょう。
  • サービス内容: 廃車手続きや引取りのサービス内容を確認し、自身のニーズに合った業者を選びましょう。

まとめ

廃車買取業者は、廃車を引き取り解体やリサイクルを行います。

そのため、無料でのレッカーサービスを請け負っている業者もありますが、搬送する車によっては有料での搬送となるため事前の確認が必須です。

大切に乗ってきた車を廃車にするのは寂しいですが、自分で廃車手続きを行うのは費用がかかることに加えて時間も取られます。

しかし、車によっては買取依頼を行うことで買取金額までを受け取ることが可能です。

株式会社サクライでは、レッカー引き取り・出張査定・廃車手続きを無料で行っております。

廃車を検討している方は、一度株式会社サクライにご相談ください。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

本社

商号 株式会社桜井
屋号 株式会社サクライ
所在地 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4
TEL 06-6414-2222
FAX 06-6414-6644
営業時間 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
営業種目 自動車解体業、部品販売(輸出)
資本金 40,000,000円
従業員数 105名
主要取引先 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪
取引先銀行 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 兵庫県 第02801038224号
引取業許可 尼崎市 第20711000024号
産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号
解体業許可 尼崎市 第20713000024号
破砕業許可 尼崎市 第20714000024号
フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号
第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号
一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号
古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号

(その他必要に応じて申請)
兵庫県フロン回収処理推進協議会会員
兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

大阪支店

商号 株式会社桜井(大阪支店)
所在地 〒551-0021 大阪府大阪市大正区南恩加島5丁目7-84
TEL 06-6551-7777
FAX 06-6551-7778
営業時間 9:00 ~ 18:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 大阪府 第02700038224号
引取業許可 大阪市 第20661001002号
産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号
解体業許可 大阪市 第20663001002号
破砕業許可 大阪市 第20665001002号
フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号
第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号

(その他必要に応じて申請)
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

会社沿革

昭和20年 桜井商会設立
平成7年8月 株式会社に沿革
平成27年10月 ISO9001 and ISO14001 取得
平成27年10月 ISO/IEC 17021 取得
令和2年 大阪支店 開業
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