廃車とはどういう意味?種類や処分する際の流れ、必要書類を詳しく紹介

車を処分する際は廃車が必要になりますが、実際にその意味を知らない方は多いと思います。

廃車とは、車を処分することと思われやすいですが、実際には登録された情報を抹消する手続きのことを言います。

また、廃車にはいくつか種類があり、方法によって処分方法が異なるため注意が必要です。

本記事では、廃車の意味と種類、処分する際の流れや必要書類を詳しく紹介します。

さらにお得に廃車する方法も紹介しますので、廃車を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

廃車の意味とは?

廃車とは、車をスクラップして使用不可能な状態にすることと思われがちですが、正確な意

味は少し異なります。

まずは、廃車の意味や種類、必要となるタイミングを確認していきましょう。

廃車とは車の登録情報を抹消すること

廃車とは、車両の登録情報(車籍)を消去するための手続きです。

一般的には「スクラップ=廃車」と思われやすいですが、スクラップ処理だけでは正式な廃車とはみなされません。

法律上の手続きとなりますので、車を手放す際は必ず行わなければならない手続きです。

廃車には2種類の方法がある

廃車といってもその方法は1つだけではありません。

廃車には大きく分けると「永久抹消登録」と「一時抹消登録」があります。

永久抹消登録とは、登録されている車の情報を永久的に抹消する手続きのことです。

手続きを完了させるためには、車をスクラップして解体する必要がありますので、その車は2度と公道を走れなくなります。

一方、一時抹消登録は、登録されている車の情報を一時的に抹消する手続きです。

こちらの手続きは、車をスクラップする必要はありませんので、再登録すると再び公道を走れるようになります。

なお、一時抹消登録後に永久抹消登録することを「解体届出」と呼び、その手続きを行うと2度とその車は公道を走れなくなります。

廃車が必要となるタイミング

廃車が必要となるタイミングは、主に以下のケースが挙げられます。

  • 走行距離が20万kmを超えたら
  • 使用年数が13年を過ぎたら
  • 不具合や故障が増えたら
  • 修理費用が高額になったら
  • 車に乗る機会がなくなったら
  • 事故や故障で修理が不可能と言われたら

上記に当てはまる要因のほとんどが、車両が十分に機能しなくなったり、維持が困難になったりすることです。

当てはまる場合は、廃車を選択することをおすすめします。

売却や解体との違いは?

廃車を選択する方の中には、売却や解体の違いに疑問を持つ方もいると思います。

売却とは、車そのものを売ることです。

売却された車は再販できる状態に整備され、再び売りに出されます。

そのため、廃車を選択するよりも査定額が高くなることがほとんどです。

一方の解体は、車をスクラップして解体することをいいます。

解体することで車を使用できなくなりますが、登録情報は抹消されていませんので、税金がかかってきます。

そのため、解体する際は登録抹消手続きが必要です。

廃車を依頼できる業者と必要書類

廃車手続きは自分で行えますが、業者に依頼すれば時間や手間がかからなくて済みます。

しかし、業者によってかかる費用が異なってくるため、自分に合った業者を選ぶことが大切です。

ここからは、廃車を依頼できる業者や、依頼する場合に必要な書類、おすすめの業者を紹介していきます。

廃車を依頼できる業者

廃車を依頼できる業者は、以下の通りです。

  • ディーラー
  • 中古車買取業者
  • 廃車買取業者

ディーラーは、基本的に新車購入を条件に下取りという形で廃車にするケースがほとんどです。

中古車買取業者は、走行可能な車のみを対象に買取してくれる業者なので、廃車手続きを断られる可能性が高いです。

廃車買取業者は、廃車を専門に扱う業者なので、どのような車でも引き受けてくれます。

廃車を依頼する際に必要な書類

業者に依頼した場合の廃車手続きに必要な書類は以下の通りです。

車検証自賠責保険証リサイクル券印鑑証明書(普通車の場合)実印免許証や健康保険証などの身分証明書

上記の書類は事前に準備できますので、手続きを早めたい場合は先に準備しておきましょう。

お得に廃車するなら廃車買取業者がおすすめ

先ほど紹介したように、廃車手続きは依頼する業者によってかかる費用が異なります。

廃車する場合は、売却しようと思っても値段が付かなかったケースがほとんどなので、できれば安く済ませたいと思うのが一般的でしょう。

そこでおすすめなのが、廃車買取業者です。

廃車買取業者は、廃車にかかる費用が0円で済み、加えて手続きもすべて任せられます。

また、値段の付かないと言われた車であっても、パーツや資源として買取が可能です。

お得になるケースがほとんどなので、廃車する場合は1度お問い合わせしてみることをおすすめします。

株式会社サクライなら、廃車、不動車、高年式事故車まで無料で買取を行っています。

弊社にご依頼いただければ、自賠責保険の解約手続きから買取まですべて行いますので、お客様のお手間を省き、スムーズに車を手放すことができます。

もちろん査定は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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走行可能なら中古車買取業者に依頼する

走行可能な車の場合は、中古買取業者に依頼するのがおすすめです。

基本的に廃車するのと買取するのとでは、買取した方がお得になるケースがほとんどです。

業者によっては海外へ輸出販路を持っているところもあり、海外で需要の高い車であれば高額買取も期待できます。

自分で廃車する場合の流れと必要書類

廃車は業者に依頼するほかに自分でも手続き可能です。

ここでは、自分で廃車する場合の流れと必要書類を紹介していきます。

普通車の場合

普通車の場合の必要書類と手続きの流れは、以下の通りです。

【必要書類】

永久抹消登録する場合一時抹消登録する場合
・車検証
・自賠責保険証明書
・実印
・印鑑証明書
・ナンバープレート
・リサイクル券
・身分証明書委任状(所有者の実印が必要)
・譲渡証明書(所有者の実印が必要)
・車検証
・印鑑証明書
・所有者の印鑑委任状(所有者が手続きしない場合は所有・者の実印が必要)
・ナンバープレート身分証明書

【手続きの流れ】

永久抹消登録する場合一時抹消登録する場合
①解体の予約をする
②スクラップ工場に車を持っていく
③必要な書類を集める
④運輸局にて一時抹消登録を行う
⑤車を解体してもらい、廃車を証明できる書類をもらう
⑥運輸局にて永久抹消登録を行う
①必要な書類を集める
②運輸局にて一時抹消登録を行う

軽自動車の場合

軽自動車の場合の必要書類と手続きの流れは、以下の通りです。

なお、軽自動車の永久抹消登録は「解体返納」と呼び、一時抹消登録は「自動車検査証返納届出」と呼びますので覚えておきましょう。

【必要書類】

解体返納する場合自動車検査証返納届出をする場合
・車検証
・所有者の認印
・ナンバープレート2枚
・リサイクル券
・自賠責保険証解体届出書(現地で入手)
・自動車税申告書(現地で入手)
・申請依頼書(ダウンロードもしくは現地で入手)
・車検証
・ナンバープレート2枚
・自動車検査証返納証明書交付申請書(ダウンロードもしくは現地で入手)
・自動車検査証返納届出書(ダウンロードもしくは現地で入手)
・委任状(所有者が手続きしない場合は所有者の実印が必要)

【手続きの流れ】

解体返納自動車検査証返納届
①スクラップ工場に解体の予約をする
②スクラップ工場に車を持っていく
③軽自動車検査協会にて一時抹消登録を行う
④車を解体してもらう
⑤軽自動車検査協会にて永久抹消登録を行う
①必要書類を集める
②軽自動車検査協会にて手続きを行う

軽自動車を廃車する場合の手続きは場所は、「軽自動車検査協会」となりますので、間違えないように覚えておきましょう。

廃車後は廃車証明書を必ず受け取る

廃車手続きが完了すると、廃車を証明する「廃車証明書」が発行されます。

また、廃車証明書には3種類あり、廃車方法によって受け取れる証明書が異なります。

登録事項等証明書抹消された車の詳細情報や所有者の記録が反映されたもの
登録識別情報等通知書廃車手続きが完了した際に発行されるもの
自動車検査証返納証明書車検証を返却したことを示すもの

これらの証明書は、自賠責保険や任意保険などの解約・中断、再登録などを行う際に必要な書類です。

受け取ったら捨てずに保管しましょう。

還付金の受け取りに注意する

廃車手続きが完了すると、以下の還付金が受け取れます。

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 任意保険料

還付金の受け取りは、先ほど紹介した「廃車証明書」が必ず必要となりますので、手続きする際に一緒に提出しましょう。

なお、軽自動車にかかる軽自動車税に関しては、1年払いとなっていますので、還付金はないことを覚えておきましょう。

まとめ

本記事では、廃車の意味や種類、手続き方法、必要書類を紹介しました。

廃車とは、登録されている車の情報を抹消する手続きのことです。

「永久抹消登録」と「一時抹消登録」に分けられますが、今後その車を使用する予定があるかどうかで、どちらの廃車方法を行うか判断することが大切です。

廃車手続きする際は、自分で行うか業者に依頼するか選択できますが、業者に依頼した方が時間や手間をかけずに済みます。

また、手続きの際には必要書類を事前に確認し、スムーズに進められるよう準備しておきましょう。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

本社

商号 株式会社桜井
屋号 株式会社サクライ
所在地 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4
TEL 06-6414-2222
FAX 06-6414-6644
営業時間 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
営業種目 自動車解体業、部品販売(輸出)
資本金 40,000,000円
従業員数 105名
主要取引先 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪
取引先銀行 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 兵庫県 第02801038224号
引取業許可 尼崎市 第20711000024号
産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号
解体業許可 尼崎市 第20713000024号
破砕業許可 尼崎市 第20714000024号
フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号
第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号
一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号
古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号

(その他必要に応じて申請)
兵庫県フロン回収処理推進協議会会員
兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

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代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
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引取業許可 大阪市 第20661001002号
産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号
解体業許可 大阪市 第20663001002号
破砕業許可 大阪市 第20665001002号
フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号
第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号

(その他必要に応じて申請)
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

会社沿革

昭和20年 桜井商会設立
平成7年8月 株式会社に沿革
平成27年10月 ISO9001 and ISO14001 取得
平成27年10月 ISO/IEC 17021 取得
令和2年 大阪支店 開業
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