不動車の移動方法は7つ!状況別の移動方法やかかる料金についても紹介

不動車 移動方法

突然の事故や故障はもちろん、車検切れなどによって不動車を移動させるケースは誰にでも起こり得ます。

しかし「どうやって動かせばいいの?」「レッカー?自分で?」と、具体的な移動方法を知らない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、不動車を動かす7つの方法や状況別の依頼先、かかる費用について詳しく紹介します。

さらに、手順やお得に済ませるコツも紹介していますので、不動車の移動をスムーズに行いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

不動車の移動方法は7つ!

不動車を移動させたいと思っても、「どうやって動かせばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

実は、不動車を移動させる方法は1つだけではなく、状況に応じて選べる7つの方法があります。

また、依頼できる業者によっても特徴が異なるため、事前に理解しておく必要があります。

不動車の移動方法7選

不動車の移動方法には、以下の7つが挙げられます。

  • レッカー車を手配する
  • 積載車を手配する
  • ユニック車を手配する
  • 別の車でけん引する
  • 人の力で動かす
  • 修理して動かせるようにする
  • 仮ナンバーを取得する

それぞれ専用の車を手配したり、自力で動かしたりするといった方法があり、状況に合わせた移動方法があります。

不動車の移動を依頼できる業者

不動車の移動を依頼できる業者には、以下が挙げられます。

  • JAF
  • 保険会社
  • レッカー業者
  • 中古車買取業者・廃車買取業者

依頼する業者によって対応範囲や料金、サービス内容に違いがありますので、それぞれ特徴を把握してから依頼することが大切です。

【状況別】不動車の移動方法

ここまで紹介してきたとおり、不動車の移動には7つの方法があり、状況に合わせた移動方法を選ぶ必要があります。

ここでは、状況別に分けた不動車の移動方法を紹介していきます。

車検切れの場合

車検切れの場合は、以下の2つの方法から選択可能です。

  • 積載車を手配する
  • 仮ナンバーを取得する

車検が切れた車をレッカーで移動させることはできません。

なぜなら、レッカーで移動させる場合、運ぶ車の前輪または後輪が道路上に接することになり、これが「無免許走行」に該当するからです。

しかし、積載車であればすべてのタイヤが道路上に接しなくなるため、問題なく移動させられます。

仮ナンバーに関しては、取得することで公道を走れるようになります。

自賠責保険が切れている場合

自賠責保険が切れている場合には、以下の2つの方法のいずれかで対応する必要があります。

  • 積載車を手配する
  • 自賠責保険に加入する

自賠責保険が切れている場合も、レッカーを使ってのけん引は不可となっているため、積載車を手配して移動させることになります。

また、自賠責保険に再度加入すれば問題なく公道を走ることも可能です。

しかし、通常であれば車検が切れると同時に自賠責保険も失効しますので、車検と自賠責の両方を有効にする必要があります。

事故で不動車になった場合

事故で不動車になった場合は、以下の方法で移動させます。

  • レッカー車を手配する
  • 積載車を手配する
  • ユニック車を手配する

事故の場合は、損傷具合によって方法が異なります。

タイヤが回る状態であればレッカー車を手配し、それ以外は積載車で運搬するか、ユニック車のクレーンで持ち上げて移動させます。

故障して不動車になった場合

故障して不動車になった場合も車の状態によって異なりますが、主に以下の方法で移動させます。

  • 修理して動かせるようにする
  • レッカー車を手配する

原因がバッテリー上がりなどの軽い修理で済む場合は、修理すれば動かせるようになります。

エンジンの故障といった自分では修理できない場合は、レッカー車を手配します。

ナンバーがない不動車の場合

ナンバーのない車も、車検や自賠責保険が切れた車と同様に基本的に公道を走れないため、以下の方法で移動させます。

  • 仮ナンバーを取得する
  • 積載車を手配する

こちらも仮ナンバーを取得すれば自走できるようになります。

積載車に関しても、タイヤを道路上にのせる必要がなくなるため、こちらの方法でも移動可能です。

放置車両を移動させたい場合

放置車両を移動させたい場合は、先に警察に連絡する必要があります。

無断で動かしてしまうと、所有者から「勝手に触られた」「車に傷がついた」などと訴えられる可能性があります。

また、盗難車といった事件性のある車だった場合、自分に窃盗の容疑がかかってくる可能性があります。

そのため、まずは警察に連絡し事件性のない車と判断したあとに、今後の対応について指示を仰ぐことが大切です。

車検や自賠責が切れている不動車の移動には注意が必要

不動車の移動方法にはいくつか種類がありますが、その中でも車検や自賠責が切れている車の移動には注意が必要です。

場合によっては罰則の対象となる可能性もあるため、ここで確認しておきましょう。

車検切れの不動車はレッカー移動ができない

状況別に分けた不動車の移動方法のところでも紹介しましたが、車検が切れた車両をレッカーで運ぶことは基本的にできません。

レッカーを使用して車両を運ぶ場合、移動させる車の前輪か後輪のいずれかが道路上にのる形となり、これが「無車検走行」と呼ばれる道路運送車両法第58条に該当するからです。

もし無車検走行していることがバレると、罰則が科せられますので注意しましょう。

公道を走ると罰則の対象になる

車検が切れた車両をレッカーを使って運んでいることがバレると、以下の罰則が科せられます。

  • 違反点:6点
  • 罰則・罰金:6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

また、同時に自賠責保険が失効している場合は、違反点6点、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。

仮ナンバーを取得すると走行できる

車検が切れた車を移動させたい場合は、仮ナンバーを取得することで自走できるようになります。

仮ナンバーの取得は、お住まいの地域の市役所や区役所に必要書類を提出すれば申請できます。

なお、仮ナンバー取得に必要な書類は以下のとおりです。

  • 運転免許証
  • 自賠責保険の原本
  • 車検証
  • 認印
  • 手数料(地域によって異なる)

また、仮ナンバーには有効期限があること、申請したルートしか走行できないといった注意点もあるため気をつけましょう。

自賠責保険にも加入する必要がある

不動車をレッカー移動させるためには、自賠責保険にも加入する必要があります。

罰則のところで紹介したとおり、自賠責保険に未加入のまま走行していることがバレると、違反点6点、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられるため注意が必要です。

なお、自賠責保険の加入は損害保険会社や保険会社の代理店に、車体番号が分かる車検証などを持参すれば加入できます。

車検や自賠責が切れた車をレッカーで移動させる場合は、自賠責保険に加入後、仮ナンバーを取得する順番で手続きするとスムーズです。

積載車なら移動可能

仮ナンバーの取得や自賠責保険に加入する必要のない場合は、積載車を手配すれば移動可能です。

積載車(キャリアカー)は、車両を荷台にすべてのせて運搬するため、車が公道を走行する扱いにならず、車検や保険が切れていても問題なく移動できます。

車両の状態や法的な条件を満たしていなくても、安全かつ合法的に運べるので、レッカー移動ができないケースの強い味方と言えるでしょう。

不動車をレッカー移動する際の手順

不動車をレッカー移動する際の手順は以下のとおりです。

  1. 状況に合わせて業者に依頼する

※事故の場合はハザードランプや発煙筒を付けて先に安全な場所に避難する

  1. 業者に状況を説明して作業が終わるのを待つ
  2. どこに運ぶか伝える
  3. 目的地に到着後、修理などを依頼する

不動車の移動にかかる料金の目安と安く済ませるコツ

不動車の移動を依頼する際は、もちろん費用もかかってきます。

ここでは、不動車の移動にかかる費用の目安と、安く済ませるコツを紹介していきます。

不動車の移動にかかる料金の目安

不動車の移動にかかる費用には、以下のものがかかってきます。

  • 基本料金
  • 走行距離別の料金
  • 引き上げの有無
  • 割増料金

これらをすべて含んだ相場は、30,000〜50,000円程度です。

ただし、走行距離や時間帯、依頼する場所によって大きく異なるため、費用は事前に確認しておきましょう。

任意保険付帯のロードサービスを活用する

任意保険には、ロードサービスと呼ばれるレッカーや簡単な修理を依頼できるサービスが付帯しているものがあります。

ロードサービスは、レッカー移動にかかる費用を大きく抑えられるため、活用すると良いでしょう。

ただし、加入する保険会社によってオプション加入であったり、走行距離に制限があったりするため事前に確認しておくことが重要です。

処分する予定なら廃車買取業者を検討する

不動車をそのまま処分する予定なら廃車買取業者がおすすめです。

廃車買取業者は、不動車を移動する際にかかる費用をすべて負担してくれる業者が多く、さらに車に値段をつけて買い取ってくれる可能性もあります。

もちろん業者によっては費用がかかる場合もありますが、プラスとなるケースも多いため、1度問い合わせしてみることをおすすめします。

株式会社サクライなら、廃車、不動車、高年式事故車まで無料で買取を行っています。

弊社にご依頼いただければ、自賠責保険の解約手続きから買取まですべて行いますので、お客様のお手間を省き、スムーズに車を手放すことができます。

もちろん査定は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

まとめ

本記事では、不動車の移動方法を7つ紹介し、状況別の移動方法やかかる料金について解説しました。

不動車を移動させるためには、車検や自賠責保険の有無、放置場所の状況などによって、取れる手段が異なります。


そのため、自身のケースに合った方法を選び、法的なトラブルを避けながら安全に対応することが大切です。

依頼する業者によっても対応範囲や料金が大きく異なるため、事前に複数社を比較し、信頼できるところを選ぶことをおすすめします。


不動車の移動に直面した際は、本記事を参考にしながら、状況に応じた最適な対処を行いましょう。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

本社

商号 株式会社桜井
屋号 株式会社サクライ
所在地 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4
TEL 06-6414-2222
FAX 06-6414-6644
営業時間 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
営業種目 自動車解体業、部品販売(輸出)
資本金 40,000,000円
従業員数 105名
主要取引先 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪
取引先銀行 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 兵庫県 第02801038224号
引取業許可 尼崎市 第20711000024号
産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号
解体業許可 尼崎市 第20713000024号
破砕業許可 尼崎市 第20714000024号
フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号
第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号
一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号
古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号

(その他必要に応じて申請)
兵庫県フロン回収処理推進協議会会員
兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

大阪支店

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FAX 06-6551-7778
営業時間 9:00 ~ 18:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 大阪府 第02700038224号
引取業許可 大阪市 第20661001002号
産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号
解体業許可 大阪市 第20663001002号
破砕業許可 大阪市 第20665001002号
フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号
第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号

(その他必要に応じて申請)
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

会社沿革

昭和20年 桜井商会設立
平成7年8月 株式会社に沿革
平成27年10月 ISO9001 and ISO14001 取得
平成27年10月 ISO/IEC 17021 取得
令和2年 大阪支店 開業
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