
車の故障や車検切れなどで、不動車のレッカー移動が必要になるケースは少なくありません。
しかし「移動費用っていくらかかるの?」と不安に思う方も多いでしょう。
本記事では、不動車の移動にかかる料金相場や費用を抑えるコツ、依頼時の注意点まで詳しく解説します。
なるべく安く、かつ安全に不動車を処分したい方は、最後までご覧ください。
不動車のレッカー移動にかかる料金と依頼できる業者
車が動かなくなってしまったとき、まず頭をよぎるのが「いくらかかるのか」「どこに頼めばいいのか」という不安ではないでしょうか。
不動車のレッカー移動にはいくつかの料金要素があり、業者によっても対応が異なります。
ここでは、料金の目安やその内訳、さらに依頼できる主な業者についてご紹介します。
不動車をレッカー移動する際の料金の目安と内訳
不動車をレッカー移動する際に必要な料金は、3万〜5万円が相場です。
しかし、走行距離や時間帯といった4つの要素によって大きく変わってきます。
基本料金
基本料金はどの業者に依頼しても必ずかかる料金で、料金の目安は業者によって異なりますが、およそ15,000円となっています。
また、基本料金は依頼する時間帯によって変わります。
多くの業者が夜間の依頼になると、通常の基本料金に比べて約1.5倍ほど高くなるのが一般的です。
走行距離別の料金
不動車のレッカー移動に必要な料金は、レッカーを動かす距離によっても異なってきます。
ほとんどの業者が1kmあたり500〜700円程度が相場で、業者によっては10km単位で区切られることもあります。
例えば、不動車の移動に30kmかかったとすると、15,000〜21,000円となります。
そのため、不動車を運びたい場所までが遠いほど、走行距離による料金も高くなるということです。
引き上げの有無に応じた料金
不動車をレッカー移動させる際は、場合によって引き上げが必要になります。
その場合は引き上げ料金が発生し、5,000円程度がかかってくるのが一般的です。
しかし、側溝や崖下、ぬかるんだ地面、ガードレールの外側などに転落したり、横転している場合には、クレーンやウインチを使った特別な作業が必要になるため、数万円程度の追加費用がかかることもあります。
割増料金
不動車のレッカー移動に必要な料金は時間帯によっても変わってきますが、休日料金や場所によっても割増料金が発生します。
例えば、正月やお盆といった祝日は5,000〜10,000円程度高くなり、高速道路上であれば通行料金を支払う必要が出てきます。
業者によっては天候による割増料金もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
不動車のレッカー移動を依頼できる業者
不動車をレッカー移動させる際は料金要素を確認することのほかに、依頼できる業者についても理解しておく必要があります。
依頼できる業者は、主に以下の4つが挙げられます。
- JAF
- レッカー業者
- 保険会社
- 中古車販売業者・廃車買取業者
それぞれの業者には対応範囲や料金体系、サービス内容に違いがあるため、状況に応じて最適な選択をすることが重要です。
また、会員の有無や加入している保険会社によっては、料金がかからないケースもあるため、事前に確認しておくことも大切です。
不動車のレッカー移動にかかる料金を抑える方法
不動車のレッカー移動に必要な料金は、基本料金とは別に走行距離や引き上げの有無、時間帯などによって異なってくるため、場合によっては高くなるケースもあります。
しかし、いくつかの方法を試せば料金を抑えられる可能性もあるので、ここで一緒に確認していきましょう。
仮ナンバーを取得して自ら移動させる
レッカー移動が必要な不動車には、事故や故障などで動かなくなったケース以外にも、車検切れで動かせない場合もあります。
車検が失効している車両は、原則としてレッカーでの移動が認められていませんが、仮ナンバーを取得すれば、自ら移動させることが可能です。
ただし、仮ナンバーには有効期限がありますので、注意が必要です。
任意保険に含まれるロードサービスを活用する
任意保険に加入している方であれば、付帯しているロードサービスを活用するのもおすすめです。
任意保険に含まれるロードサービスを活用すれば、レッカー移動にかかる費用を大きく抑えられ、場合によっては無料になることもあります。
しかし、保険会社によってはオプションで加入する必要があったり、距離制限があったりする場合もあるため、あらかじめ自分が加入している保険会社に確認しましょう。
ロードサービスに加入する
ロードサービスは非会員の場合でも依頼できますが、加入して会員になっているほうがお得となるケースが多いです。
もちろん加入する場合は、入会金と年会費がかかってきますが、さまざまなトラブルに対応してくれるメリットを考えると、お得と言えるでしょう。
お世話になっている業者に依頼する
普段からメンテナンスや修理などを依頼している業者があるなら、そちらに依頼するのも選択肢の一つです。
場合によっては業者が所有しているレッカー車を手配してくれ、安い料金で済む可能性もあります。
また、修理が必要な場合も車の状態を把握している業者であれば対応がスムーズで安心できるため、レッカー移動と修理を合わせて依頼すると良いでしょう。
不動車や廃車専門の業者に依頼する
今後使用しない不動車であれば、廃車専門の業者に依頼するものおすすめです。
廃車や不動車を専門とした業者なら、車を無料で引き取ってくれるところもあり、レッカーにかかる費用もかからないケースも多いです。
また、引き取った車に値段をつけてくれる場合もあり、思わぬ臨時収入になることもあります。
もちろん業者によって費用がかかるところもありますので、依頼先は自分で見つける必要があることを覚えておきましょう。
不動車をレッカー移動できない状況と解決方法
不動車のレッカー移動は、すべてのケースでスムーズに行えるわけではありません。
車の停車場所や状態によっては、業者から「移動ができない」と断られてしまうこともあります。
しかし、そうした場合でも状況に応じた対応策をとることで、多くは解決可能です。
事前にどのようなケースが問題となりやすいのかを把握しておけば、いざというときに冷静に対処できます。
ここでは、レッカー移動が難しい主な状況と、その解決方法について解説します。
不動車をレッカー移動できない状況
レッカー車では不動車を移動できない状況には、以下のケースが挙げられます。
- 車検切れの不動車
- 廃車予定の不動車
意外かもしれませんが、車検が切れた車をレッカーで移動させることは、通常禁止されています。
その理由は、移動させる車の前輪か後輪のどちらかが道路上に乗ることが、「無車検走行」に該当してしまうからです。
廃車予定の車両に関しては、レッカーでの移動が基本的に修理工場と決められているため、運べないことになっています。
車検切れは仮ナンバーを取得すれば自走可能
料金を抑える方法のところでも簡単に紹介しましたが、車検が切れていても、仮ナンバーを取得すれば一時的に公道を走行させることが可能です。
仮ナンバーは、市役所や区役所などに必要書類を提出することで取得可能です。
必要書類は以下のとおりです。
- 自動車検査証(車検証)
- 運転免許証
- 自賠責保険証の原本(仮ナンバーの取得から1か月以上有効なもの)
- 認印
- 手数料 ※地域によって異なる
必要書類からも分かるように、仮ナンバー取得には自賠責保険の加入も必要です。
そのため、先に自賠責保険の加入を済ませてから申請するほうが、手続きがスムーズに済むでしょう。
また、仮ナンバーを付けて走行する際は、以下に気をつける必要があります。
- 申請時に申告したルート以外で走行できない
- 有効期限がある
- 臨時運行許可証は見える位置に置いておく
- 任意保険には加入できない
仮ナンバーの取得は公道を走れるようになりますが、制限があるため注意が必要です。
積載車(キャリアカー)であれば移動できる
ここまで紹介してきたように、車検が失効している車両は、原則としてレッカーでの移動が認められていませんが、積載車(キャリアカー)を使えば移動が可能です。
積載車は車をすべて荷台に載せて運ぶため、タイヤが一切地面に触れません。
つまり、道路を走行していない扱いになるため、車検が切れていても法的に問題なく運搬できます。
放置車両の場合は先に警察に連絡する
不動車扱いになるケースには、公道や私有地に長期間放置された車両も含まれます。
このような車両を見つけた場合は、先に警察に連絡する必要があります。
理由としては、放置車両を勝手に移動させると、所有者から訴えられる可能性があるからです。
訴訟の内容は、無断で車を動かした行為そのものに関しての精神的苦痛や、移動の際に付いた傷などが挙げられます。
そのため、放置車両の場合は先に警察に連絡し、事件性がないかを確認してから指示を仰ぐことが大切です。
処分するなら廃車買取専門業者に依頼する
廃車予定の不動車のレッカー移動は、基本的に修理工場にしか運べないという理由から、依頼を拒否される場合があります。
そういった場合は、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。
廃車買取業者であれば、処分する予定の車であっても引き取り対応が可能で、加えてレッカー代が無料になることもあります。
車としての価値がなくても、部品や資源といった再利用価値を見込んで買取価格がつく場合もあるため、費用をかけずに処分できるケースも多いです。
処分すると決まっているなら、はじめから廃車買取業者に依頼すると手間や時間をかけず済ませられるでしょう。
株式会社サクライなら、廃車、不動車、高年式事故車まで無料で買取を行っています。
弊社にご依頼いただければ、自賠責保険の解約手続きから買取まですべて行いますので、お客様のお手間を省き、スムーズに車を手放すことができます。
もちろん査定は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
本記事では、不動車をレッカー移動させる際の料金や安く済ませる方法、依頼する際の注意点を紹介しました。
不動車のレッカー移動には、基本料金や距離、時間帯、作業内容などさまざまな要素が関係しており、依頼先によっても費用やサービス内容に違いがあります。
そのため、事前に料金の内訳を把握し、自分の状況に合った業者を選ぶことが大切です。
また、車検切れや放置車両といった特殊なケースでも、適切な対応をすればスムーズに移動・処分することが可能です。
不動車の対応が必要になった際には、この記事の内容を参考にして、落ち着いて対処しましょう。
廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム
- 【大阪】廃車が売れる理由と高く売るコツについて 廃車の引き取り業者に相談を
- 【大阪】廃車と買取のどちらがよい?車の処分を検討している方は株式会社サクライへ相談!
- 【大阪】廃車買取業者をお探しの方は高額価格での買取が可能な株式会社サクライへ!税金還付の手続きにも対応!車を売る際の判断基準とは?
- 【大阪】廃車買取の査定時にはどこを見られる?事故車は損傷具合で査定額が変わる?
- 【大阪】廃車引き取り・買取は即日対応可能な業者へ!車の処分方法とは?
- 【大阪】廃車引き取りは株式会社サクライにお任せ!価格の査定も無料で対応!車を放置するデメリットとは?
- 【大阪】廃車処分を検討している車検切れの車も売却可能!売却手続きはどこに依頼する?
- 【大阪】廃車処分の前に引き取りを行う業者「株式会社サクライ」に相談!過走行車の定義とは?
- 【大阪】車引き取り業者に依頼する前にチェック!水没車の定義や買取価格について
- 【大阪】車引き取り・査定を依頼するなら株式会社サクライにお任せ!事故車・不動車は修理するべき?
- 【兵庫】廃車に必要な費用とおすすめのタイミングを解説!見積もり依頼はお気軽に
- 【兵庫】廃車買取は株式会社サクライにお任せ!軽自動車の買取相場の目安について
- 【兵庫】廃車買取をご希望の方は株式会社サクライへ!人気のおすすめパーツをご紹介!
- 【兵庫】廃車買取で多いトラブルとは?持ち込み査定の際には業者の信頼性をチェック!
- 【兵庫】廃車引き取りで人気の車種とは?廃車買取後の車の行方について
- 【兵庫】廃車引き取り時の手数料とは?業者をお探しの方は無料の引き取りサービスを行う株式会社サクライへ!
- 【兵庫】事故廃車の買取が必要なら株式会社サクライへ!事故車は売れる?新車に買い替える前にチェック!
- 【兵庫】事故廃車の手続きの前に!査定額ダウンの度合い・引き取りにおける注意点をチェック!
- 車を廃車にする手続きとは?種類別に解説!
- 車を廃車にすると費用はいくらかかるの?費用を抑える方法をご紹介!
- 廃車の引き取り方法とは?廃車引き取りの仕組みや費用を解説!
- 廃車にしたら自動車税は戻ってくるの?還付金や廃車にする時の注意点などをご紹介!
- 廃車にする際に委任状は必要?委任状の書き方や注意点をご紹介!
- 廃車にする車はオークションに出品できる?出品方法や注意点をご紹介!
- 廃車の買取相場はどのくらい?買取相場の仕組みや確認する方法をご紹介!
- 軽自動車の廃車手続きの方法とは?必要書類や注意点を徹底解説
- 廃車手続きはディーラーでも可能?流れやメリット、デメリットをご紹介!
- 廃車の定義とは?廃車の種類や手続きの流れなどについても解説!
- 廃車手続きはどこでできる?手続きの流れとおすすめの方法を紹介
- 廃車は即日可能?基本的な手続きと素早く完了する方法を紹介
本社
商号 | 株式会社桜井 |
---|---|
屋号 | 株式会社サクライ |
所在地 | 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4 |
TEL | 06-6414-2222 |
FAX | 06-6414-6644 |
営業時間 | 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み) |
代表者氏名 | 代表取締役 桜井 成子 |
営業種目 | 自動車解体業、部品販売(輸出) |
資本金 | 40,000,000円 |
従業員数 | 105名 |
主要取引先 | 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪 |
取引先銀行 | 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行 |
許可番号 | 産業廃棄物収集運搬業許可
兵庫県 第02801038224号 引取業許可 尼崎市 第20711000024号 産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号 解体業許可 尼崎市 第20713000024号 破砕業許可 尼崎市 第20714000024号 フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号 第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号 一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号 古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号 (その他必要に応じて申請) 兵庫県フロン回収処理推進協議会会員 兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員 |
URL | https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/ |
大阪支店
商号 | 株式会社桜井(大阪支店) |
---|---|
所在地 | 〒551-0021 大阪府大阪市大正区南恩加島5丁目7-84 |
TEL | 06-6551-7777 |
FAX | 06-6551-7778 |
営業時間 | 9:00 ~ 18:00(日曜・祝日休み) |
代表者氏名 | 代表取締役 桜井 成子 |
許可番号 |
産業廃棄物収集運搬業許可
大阪府 第02700038224号 引取業許可 大阪市 第20661001002号 産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号 解体業許可 大阪市 第20663001002号 破砕業許可 大阪市 第20665001002号 フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号 第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号 (その他必要に応じて申請) |
URL | https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/ |
会社沿革
昭和20年 | 桜井商会設立 |
---|---|
平成7年8月 | 株式会社に沿革 |
平成27年10月 | ISO9001 and ISO14001 取得 |
平成27年10月 | ISO/IEC 17021 取得 |
令和2年 | 大阪支店 開業 |