
車の部品はバンパーやタイヤ、バッテリーなど、さまざまな素材を使用していることから、一般的なゴミのように簡単には処分できません。
では、車の部品はどのように廃棄すれば良いのでしょうか。
本記事では、車の部品を正しく処分する方法や部品別の依頼先、注意点までを詳しく解説します。
「廃棄に困っているけど、できればお金に変えたい」という方にも参考になるので、ぜひ最後までご覧ください。
車の部品はどうやって処分する?
車の部品は通常のゴミ回収では処分できず、専門の廃棄業者に依頼する必要があります。
ここでは、車の部品はなぜ一般的な処分方法ができないのか、そして自治体でも廃棄できるケースを紹介していきます。
一般ゴミとして処分してもらえない理由
冒頭でも紹介したように、車の部品は一般ゴミとして処分することはできません。
車のパーツに使われている素材が、通常の方法では処分できないと法律で決まっているからです。
自治体によっても異なりますが、以下の素材は適切な方法で廃棄する必要があります。
- 樹脂製
- 金属製
- ゴム製
- そのほか(バッテリーや窓ガラスなど)
これらの素材を通常の方法で廃棄すると、自動車リサイクル法や廃棄物処理法に抵触する恐れがあるため、必ずルールを守りましょう。
自治体で処分できる車の部品
車の部品はルールに基づいた方法で処分する必要がありますが、自治体によっては一般ゴミとして廃棄できるケースもあります。
例えば、エンジンオイルといった廃油は自治体が指定した処理箱に入れれば、可燃ゴミとして廃棄してくれる地域もあります。
また、小さな金属類やプラスチック製のハンドルは、粗大ゴミや不燃ゴミとして廃棄できるでしょう。
ただし、処分やその方法は自治体によって異なるため、事前に確認してから行うことが重要です。
車の部品の処分方法
車の部品の処分を自治体でできない場合は、その他の方法で廃棄を検討する必要があります。
ここでは、車の部品の処分方法を7つ紹介します。
買取できる店舗に売る
通常、車本体を売るのであれば買取業者に依頼しますが、部品であっても買取してくれる業者は存在します。
具体的には、パーツ専門の買取業者や、部品だけでも買い取ってくれる中古車買取業者に依頼するのがおすすめです。
| メリット | デメリット |
| ・社外品パーツでも売却できる可能性がある ・持ち込めば梱包や発送をしなくて済む ・店舗によっては出張買取に対応している | ・大きな部品の場合、持ち込みに手間がかかる ・価値がなければ買取不可の場合がある |
オークションやフリマアプリに出品する
こちらの方法は、古いパーツでも価値があれば買取してくれる可能性が高く、希少な部品なら高額買取も期待できるでしょう。
ただし、価値がなければ売れない可能性もあるため、ある程度の目利きが必要です。
| メリット | デメリット |
| ・価値があれば相場より高額な売却ができる ・自分が決めた値段で出品できる ・自宅で出品手続きができる | ・出品までの手続きや発送作業を自分で行う必要がある ・個人売買のためトラブルが発生する可能性がある ・価値がなければ売れない可能性がある |
民間の処分工場に依頼する
店舗やオークションでの買取ができないときは、処分可能な工場に依頼することになります。
この方法では費用を支払って処分を依頼する必要がありますが、金属製のパーツなど素材によっては鉄くずとして買い取ってもらえるケースもあります。
| メリット | デメリット |
| ・素材によってはお金になって返ってくる ・解体ができる業者なら車本体の処分も相談できる | ・個人での依頼は断られるケースが多い ・工場まで持ち込みする必要がある |
不用品・廃品回収業者に依頼する
車の部品を処分する際に、その部品が大きい場合は不用品・廃品回収業者に依頼しましょう。
この方法はどんなものでも回収できるところがメリットですが、廃棄にかかる費用を支払う必要があるため注意が必要です。
かかる費用は部品の重さによって変わり、重量が増えるほど金額も大きくなるため、ケースによっては高額となる可能性があります。
| メリット | デメリット |
| ・どんな部品でも回収してくれる ・運搬する必要がない | ・処分する費用が高額となる可能性がある ・返金などの対応は基本的にない |
新車購入のタイミングでディーラーに引き取ってもらう
新車を購入する際に、乗っていた車を引き取ってもらうケースは多いですが、その際に不要な部品もまとめて回収してくれるディーラーもあります。
ただし、店舗によっては処分不可なところや、手数料がかかるところもあるため、注意が必要です。
| メリット | デメリット |
| ・処分する手間がかからない | ・回収不可や手数料がかかる可能性がある ・新車購入が条件となる |
友人や知人に譲る
処分したい部品が欲しい友人や知人がいれば、その方に譲るのも1つの方法です。
もらってくれる方がいれば手軽に手放せるので、梱包や発送の手間もかかりません。
ただし、個人間のやり取りはトラブルにつながる可能性もあるので注意が必要です。
| メリット | デメリット |
| ・処分にかかる費用や手間が発生しない | ・見つからない可能性が高い ・トラブルが発生する可能性がある |
事故車・廃車買取専門業者に依頼する
車の部品の処分は、事故車・廃車買取専門業者に依頼することも可能です。
これらの業者は、不要になった車のパーツの買取も行っており、国内はもちろん、海外に輸出する事業も行っています。
また、金属製のパーツは鉄くずとして買い取ってくれるので、もしパーツに価値がなくてもお金として戻ってくるメリットがあります。
| メリット | デメリット |
| ・パーツごとに買取してくれる可能性が高い ・鉄くずとして買取できる ・手続きにかかる費用も無料 | ・不明瞭な手数料の請求など、一部悪徳な業者も存在する |
株式会社サクライなら、廃車、不動車、高年式事故車まで無料で買取を行っています。
ご依頼いただければ、自賠責保険の解約手続きから買取まですべて行いますので、お客様のお手間を省き、スムーズに車を手放すことができます。
パーツごとの買取も行っており、もちろん査定は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
【部品別】車の部品を処分できる業者
1つ前の章では、車の部品を廃棄できる業者を紹介してきましたが、ここでは各パーツに分けた処分方法を紹介していきます。
タイヤ
タイヤは、以下の方法で処分します。
- 中古タイヤ業者に売却する
- 廃タイヤ業者に回収してもらう
タイヤはゴム製品であるため、基本的にタイヤ専門の業者に依頼します。
中古タイヤ業者に売却する際は、再利用可能と判断されなければ買い取ってもらえませんので、古いものは買取不可となります。
バッテリー
バッテリーは、以下の方法で処分します。
- ガソリンスタンドで回収してもらう
- リサイクル業者、不用品回収業者に依頼する
バッテリーは希硫酸が含まれているため、自治体では回収できません。
また、人体に影響があるため必ず業者を通じて処分しましょう。
バンパーやドア、ボディパーツ
バンパーやドア、ボディパーツといった金属や樹脂の処分方法は、以下のとおりです。
- カー用品店で買取・回収
- リサイクル業者、不用品回収業者に依頼する
- オークションに出品
これらは大型部品に該当するため、運搬が難しくなります。
買取が難しい場合は、回収業者に依頼するのがよいでしょう。
エンジンオイル
エンジンオイルは、以下の方法で処分します。
- ガソリンスタンドに回収してもらう
- 不用品回収業者に依頼する
- カー用品店で回収してもらう
- 自治体によっては回収可能
廃オイルを排水口や地面に流すのは環境汚染につながるので、必ず適切な方法で処分しましょう。
車の部品の処分にかかる費用
車の部品の処分は、方法によって費用がかかってきます。
以下に、部品ごとの目安を紹介するので、参考にしてください。
| 部品 | かかる費用 |
| サスペンション、マフラー | 10円/1kg |
| アルミホイール | 500〜700円/1本 |
| スチールホイール | 400〜600円/1本 |
| 座席シート | 3,000〜6,000円/1個 |
| バッテリー | 無料〜1,500円 |
| タイヤ | 300〜2,000円/1本 |
| エンジンオイル | 無料〜400円 |
金属製のパーツは業者によって買い取ってお金になる場合があるため、確認することをおすすめします。
車の部品を処分する際の注意点
車の部品を処分する際は、いくつかのポイントに注意する必要があります。
違法行為に当たるケースもありますので、ここで確認しましょう。
パーツを取り外しての処分は違法になる
車の部品を1つひとつ解体し、売っていこうと考える方もいますが、これは違法行為にあたります。
車の部品を取り外す際は、基本的に車検に通らないパーツを個人で取り外すことは認められていないからです。
そのため、取り外す際は解体の許可を得ている業者に依頼する必要があります。
ただし、車のパーツを交換する場合は自分で行うことが可能ですので安心してください。
業者に依頼する際は信頼できる業者に依頼する
車の部品を処分できる業者は数多くありますが、その中には悪徳な業者も存在します。
そのため、業者に依頼する際は自分が信頼できるところを探す必要があります。
具体的なチェックポイントとして、料金が明確・相場通りの価格帯・口コミ評価が高いなどが挙げられます。
事故車・廃車の場合はそのまま業者に依頼するのがおすすめ
車の部品を処分するには、パーツを取り外すための作業費がかかる場合があります。
そのため、車が事故車や廃車に該当する場合は、無理に部品を外さずそのまま業者へ依頼するのがおすすめです。
たとえ部品の買取で多少の金額が戻る可能性があっても、作業費用が上回るケースも多くあるので、そのままの状態で業者に任せるほうが効率的です。
まとめ
本記事では、車の部品の処分方法を業者やパーツごとに分けて紹介し、かかる費用や注意点についても触れてきました。
車の部品は一般的なゴミとして廃棄できず、自治体や専門業者に依頼する必要があります。
一方で、無許可での解体や不法投棄は法律違反となるため注意が必要です。
素材や部品によってはリサイクルや買取が可能な場合もあり、処分費用を抑えながらお金に変えられるので、自分に合った適切な方法で処理するとよいでしょう。
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本社
| 商号 | 株式会社桜井 |
|---|---|
| 屋号 | 株式会社サクライ |
| 所在地 | 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4 |
| TEL | 06-6414-2222 |
| FAX | 06-6414-6644 |
| 営業時間 | 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み) |
| 代表者氏名 | 代表取締役 桜井 成子 |
| 営業種目 | 自動車解体業、部品販売(輸出) |
| 資本金 | 40,000,000円 |
| 従業員数 | 105名 |
| 主要取引先 | 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪 |
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兵庫県 第02801038224号 引取業許可 尼崎市 第20711000024号 産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号 解体業許可 尼崎市 第20713000024号 破砕業許可 尼崎市 第20714000024号 フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号 第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号 一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号 古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号 (その他必要に応じて申請) 兵庫県フロン回収処理推進協議会会員 兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員 |
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大阪支店
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| 許可番号 |
産業廃棄物収集運搬業許可
大阪府 第02700038224号 引取業許可 大阪市 第20661001002号 産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号 解体業許可 大阪市 第20663001002号 破砕業許可 大阪市 第20665001002号 フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号 第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号 (その他必要に応じて申請) |
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会社沿革
| 昭和20年 | 桜井商会設立 |
|---|---|
| 平成7年8月 | 株式会社に沿革 |
| 平成27年10月 | ISO9001 and ISO14001 取得 |
| 平成27年10月 | ISO/IEC 17021 取得 |
| 令和2年 | 大阪支店 開業 |
