事故で廃車となるレベルはどのくらい?具体的なケースやお得に廃車できる業者も紹介

事故を起こした際、車を廃車にするべきか、それとも修理で対応できるのか、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

本記事では、廃車となる事故の具体的なレベルやケースを詳しく解説し、廃車をお得に進めるための業者選びのポイントも紹介します。

廃車する際に押さえておくべき重要な注意点も解説していますので、参考にしてください。

事故で廃車になるときのレベルとは?

事故を起こしたときに問題になるのが、廃車するか修理するかだと思います。

特に車のことがよくわからない方は、どのレベルで廃車するのか困ってしまうのではないでしょうか。

ここでは、事故で廃車になるときのケースを紹介します。

修理が不可能なとき

修理が不可能なほど大破してしまった車は、廃車の選択しかできません。

もし修理できたとしても、買い替えるより費用が高くなるため、損する可能性が高いです。

また、車の骨格部分を修理した場合、「修復歴車」となるので売却時の査定額も大きく下がってしまいます。

全損と言われたとき

全損と言われた場合も、廃車にすることが多いケースです。

全損には、修理が不可能な場合である「物理的全損」と、修理費用が車の時価額を超えてしまう「経済的物損」があります。

物理的物損の場合、修理が不可能と判断されるため、廃車にするしか選択肢がありません。

経済的物損の場合は、車両の時価額よりも修理費用が高くなることから、保険会社が全損と判断します。

この場合、保険会社から修理費用がもらえなくなるため、廃車しか選択できません。

車の骨格部分が損傷したとき

車の骨格部分とは、車の重要なパーツであるフレームに損傷が起こることです。

この場合、もし直せたとしても完全に元の状態に戻すことは不可能なので、車に異常が出る可能性が非常に高いです。

また、骨格部分を修理した車は、「修復歴車」となるため、売却時の査定額が大きく下がります。

その結果、大きく損することになるので、廃車にするのをおすすめします。

車の使用年数が20年、20万kmを超えているとき

廃車にするケースとして、車の使用年数もチェックすべきポイントです。

目安としては、使用年数が「20年もしくは20万km」を超える場合は、廃車にするのが良いでしょう。

こちらの年数を超える車は、修理したとしても異常が出てしまう可能性が非常に高いです。

また、車の価値も下がっているので、保険会社から支払われる修理費用も低くなるケースが

ほとんどです。

一般的に車の価値は、新車登録してから5年で半額になり、10年以上になるとゼロになります。

そのため、よほど愛着がない限り廃車するのが良いでしょう。

修理費が高額になるとき

車で事故を起こした場合の修理費用は、100万円以上かかることもあります。

このような修理費用が高額となるときも、廃車にした方が良いケースです。

ポイントとしては、修理費用を見積もりした際に、車の時価額よりも修理費用の方が高くなる場合です。

この場合は、保険会社から支払われる費用だけでは足りず、自己負担する必要が出てきます。

そのため、廃車にして買い替えた方が安く乗り換えられるでしょう。

水没車になってしまったとき

水没車は、どの程度によるかで判断が異なってきますが、以下のような場合は、廃車するのが良いでしょう。

「集中豪雨や洪水などにより室内フロア以上に浸水したもの、またはその痕跡により商品価値の下落が見込まれるもの」

こちらは一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)に記載されている定義です。

これに当てはまる場合は、修理できたとしても高額となりますので、廃車にするのが良いでしょう。

また、当てはまらない場合でも注意が必要です。

1度水に使った車は、細かいパーツが損傷やサビを起こす可能性が非常に高いです。

乗り続けることで故障や事故に繋がる可能性も高いので、修理業者が廃車にした方が良いと判断される場合は、廃車にするようにしましょう。

安く買い替えできるとき

修理と買い替えを比較したとき、買い替えの方が安くなるなら廃車にするのが良いでしょう。

買い替えの方が安くなるケースは、全損や車の骨格部分が損傷したときです。

この場合は修理ができたとしても、売却時の査定額が大きく下がったり、車の異常が起こることで修理費用が高くなったりします。

結果的に損する可能性が高いので、廃車にすることをおすすめします。

車の税金がかかりすぎるとき

車によっては、税金がかかりすぎるものもあります。

特に年式が13年以上を超える車は、自動車税が約15%増税されるので注意が必要です。

たとえば、年間の自動車税が4万5000円だったものが、13年を超えると5万1750円となります。

また、2年に1度必要である車検のことも加味すると、10万円以上の出費も考えられます。そのため、維持費と車の価値を比較して税金がかかりすぎるようなら、廃車を選択しましょう。

翌年からの保険料が高くなるとき

事故で損傷した車を保険適用で修理した場合、等級が下がるので翌年の保険料が数万円単位で上がります。

そのため、修理費用と翌年以降の保険料の増額分、そして車の現在の価値(時価額)を比較することが大切です。

もし、修理費用に対して保険料が大きく上がる場合は、修理よりも車を買い替えた方が結果的にお得になります。

事故で廃車となるレベルの車を処理する方法とおすすめ業者

事故した車を廃車すると決めたら、次に行うことが処理方法を選択することです。

処理方法にはいくつか種類があり、場所によって費用や手間などが大きく異なってきます。

そのため、費用や時間を考慮して選択することが大切です。

ここでは、事故で廃車となるレベルの車を処理する方法とおすすめ業者を紹介していきます。

事故で廃車となるレベルの車を処理する方法

処理する方法には、以下の3つが挙げられます。

  • 自分で廃車する
  • ディーラーに廃車依頼する
  • 廃車買取業者に依頼する

自分もしくはディーラーに依頼して廃車する場合は、費用や手間がかかるケースがほとんどです。

自分で廃車する場合は、書類集めや業者探しまで自分で行う必要があります。

廃車に必要な費用も支払わなければならないため、おすすめとはいえません。

また、ディーラーの場合は、依頼するだけで手続きなどは任せられるので、手間はかかりませんが、廃車に必要な費用は支払う必要があります。

一方、この中で費用と手間がかからないのが、廃車買取業者に依頼することです。

廃車買取業者は、廃車に必要な費用がかからず、加えて手続きもすべて行ってくれます。

具体的な理由は、次で詳しく紹介しますが、どこを選ぶか困ったときは廃車買取業者をおすすめします。

廃車にするなら廃車買取業者がおすすめ

お伝えしたとおり、廃車にするなら廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。

では、なぜ廃車買取業者は手間や費用をかけず、廃車してくれるのでしょうか。

その理由には、次の3つが挙げられます。

中古車として再販売される可能性がある

一般的に廃車になるような車は、中古車として価値がありません。

しかし、それは日本国内のことであって海外では価値が出てくる可能性があります。

たとえば、年式が古すぎて廃車するような車でも、海外では乗れると判断されるのです。

そのため、海外に販売ルートがある廃車買取業者なら中古車として買い取りしてくれるでしょう。

パーツとしての価値がある

ディーラーや中古車販売店の場合、簡単な修理やパーツの交換だけで再販できることが、中古車として扱ってくれる判断基準です。

しかし、廃車買取業者の場合、車そのものの価値だけでなく、それぞれのパーツも価値として扱ってくれます。

そのため、車に価値がなくてもパーツに価値があれば、再販できるものとして買い取ってくれます。

資源として再利用できる

事故の程度によっては、パーツとしての価値が付かない場合もあります。

しかし、パーツとして価値がなくても、スクラップにすれば資源として活用できます。

特に、鉄やアルミニウムなどの金属資源はリサイクル可能で、再利用されることが一般的です。

このような資源は日本国内だけでなく、海外での需要も非常に高く、高額で取引されることが多いです。

適切な廃車買取業者の選び方

ここまで廃車するレベルの車の処理方法とおすすめ業者を紹介してきましたが、次に気になるのが廃車買取業者の選び方ではないでしょうか。

廃車買取業者といっても、サービスは業者によってさまざまです。

業者によっては、廃車に必要な費用を買取額から差し引く悪徳業者もいますので、ここで適切な選び方を確認しておきましょう。

国に認可されたリサイクル工場を所有しているか

車を解体してパーツや資源を再販する場合、業者が所有するリサイクル工場で解体作業を行う必要があります。

工場がない業者の場合、他社工場へ解体依頼する必要があり、依頼費用の分だけ買取価格も下げられます。

そのため、国に認可されたリサイクル工場を所有しているかを確認するようにしましょう。

海外に販売経路があるか

廃車買取業者が廃車するレベルの車を買い取ってくれるのは、海外で再販すれば売れると判断するからです。

しかし、それは海外に販売経路があればの話で、ない場合は中古車として買取してくれません。

車を売却する場合、中古車で売るのとパーツや資源として売るのでは、中古車として売った方が高額買取できるのは当たり前です。

また、海外に販売経路がある業者は比較的高額買取してくれる傾向ですので、チェックすべきポイントの1つといえます。

事故車でも買取価格が付くか

廃車買取業車は、どんな車であっても買取してくれますが、事故車という理由から買取価格は業者によってさまざまです。

理由は、再販できるパーツの買取価格が業者によって大きく異なるからです。

そのため、複数の業者に査定してもらうのがおすすめです。

詳細な説明をしてくれるか

適切な廃車買取業者の選び方として、詳細な説明をしてくれるかも大切なポイントです。

特に、廃車することで受け取れる還付金と廃車するのに必要な費用については、必ず確認するようにしましょう。

曖昧な説明をする業者なら、選ぶのをやめることをおすすめします。

株式会社サクライなら、廃車、不動車、高年式事故車まで無料で買取を行っています。

弊社にご依頼いただければ、自賠責保険の解約手続きから買取まですべて行いますので、お客様のお手間を省き、スムーズに車を手放すことができます。

もちろん査定は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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事故車を廃車にする際の注意点

事故車を廃車する際、いくつかの注意点があります。

廃車する前に、しっかり押さえておきましょう。

ローンが残っている車は廃車不可

車を購入する際にローンを組む方も多いと思いますが、ローンが残っている状態の車は勝手に廃車することはできません。

ローンが残っている車の所有者は、ローン会社やディーラーであることがほとんどです。

廃車は、基本的に所有者しかできないと決まっているので、先に所有者を入れ替える必要があります。

しかし、ローンが残っている車の所有者の入れ替えは、ローンをすべて支払ってからでないと行えませんので覚えておきましょう。

廃車するなら早めが良い

車を廃車すると決めたら、できるだけ早めに手続きすることをおすすめします。

理由は、車にかかる税金の還付金が受け取れるからです。

車の税金は、毎年4月1日時点で車を所有している方にかかります。

還付金は、廃車手続きが完了した翌日から3月末までの残存期間分が受け取れますので、できるだけ早めに手続きした方がもらえるお金も増えます。

なお、還付金には以下のものがあります。

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険
  • 任意保険

このなかで任意保険は、自分で解約手続きをしないと受け取れないので注意しましょう。

また、軽自動車税の場合は1年分を1度で支払うことと決まっているので、還付金はないことを覚えておきましょう。

まとめ

本記事では、事故で廃車となるレベルの具体的なケースや、廃車できるおすすめ業者を紹介しました。

事故で廃車になる具体的なケースとしては、「修理が不可能な場合」や「修理費用が車の価値を大幅に上回る場合」などが挙げられます。

重要なポイントは、修理費用と車の時価をしっかり比較することです。

また、廃車をどう処理すれば良いかわからない場合は、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。

廃車買取業者にはそれぞれ特徴があるので、自分に合った業者を選ぶようにしましょう。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

本社

商号 株式会社桜井
屋号 株式会社サクライ
所在地 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4
TEL 06-6414-2222
FAX 06-6414-6644
営業時間 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
営業種目 自動車解体業、部品販売(輸出)
資本金 40,000,000円
従業員数 105名
主要取引先 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪
取引先銀行 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 兵庫県 第02801038224号
引取業許可 尼崎市 第20711000024号
産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号
解体業許可 尼崎市 第20713000024号
破砕業許可 尼崎市 第20714000024号
フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号
第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号
一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号
古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号

(その他必要に応じて申請)
兵庫県フロン回収処理推進協議会会員
兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

大阪支店

商号 株式会社桜井(大阪支店)
所在地 〒551-0021 大阪府大阪市大正区南恩加島5丁目7-84
TEL 06-6551-7777
FAX 06-6551-7778
営業時間 9:00 ~ 18:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 大阪府 第02700038224号
引取業許可 大阪市 第20661001002号
産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号
解体業許可 大阪市 第20663001002号
破砕業許可 大阪市 第20665001002号
フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号
第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号

(その他必要に応じて申請)
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

会社沿革

昭和20年 桜井商会設立
平成7年8月 株式会社に沿革
平成27年10月 ISO9001 and ISO14001 取得
平成27年10月 ISO/IEC 17021 取得
令和2年 大阪支店 開業
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