エアバッグが開くと事故車扱いになる?査定への影響や修理できるのかも紹介

事故車 エアバッグ

突然の事故によりエアバッグが作動してしまい「この車はもう事故車扱いになるの?」と不安に感じていませんか?

実は、エアバッグの作動だけで事故車扱いになるとは限りません。

本記事では、エアバッグ展開の有無で事故車になる基準や、査定額への影響、修理の可否や費用について解説します。

エアバッグ作動後の対応方法を明確にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

エアバッグが開くと事故車扱いになる?

突然の事故によりエアバッグが作動した際、事故車扱いになるのか、査定への影響などが不安に思う方も多いでしょう。

結論から紹介すると、エアバッグが開いた車は状況によって事故車扱いになるケースがあります。

まずは事故車の概要と、エアバッグが作動することで事故車扱いになるのかを解説していきます。

そもそも事故車とは?

そもそも事故車とは、車両のフレーム箇所を損傷・修復した車のことを指します。

車両のフレームは、車の骨格となるパーツのことで、具体的には以下の部位が該当します。

・フロントクロスメンバー
・ラジエータコアサポート
・フロントインサイドパネル
・フレーム
・ダッシュパネル
・ピラー
・ルームフロアパネル
・トランクフロアパネル
・ルーフパネル

これらを損傷・修復した場合は「修復歴車」と呼ばれるようになり、査定額が大きく下がるため注意が必要です。

損傷が大きければ事故車扱いになる

エアバッグは1つ前で紹介した車両のフレーム箇所には該当しないため、基本的には事故車扱いにはなりません。

しかし、展開するほどの衝撃が発生した場合は、フレームが損傷している可能性が高く、事故車に該当することがあります。

そもそも、エアバッグの作動センサーは車両前方のフレーム付近に搭載されており、作動するにはフレーム付近までに到達するほどの衝撃がなければ開きません。

そのため、エアバッグが作動するほどの大事故では、損傷の程度によって事故車扱いとなる可能性が高くなります。

とはいえ、中にはフレームを傷つけずに作動するケースもあるため、最終的には損傷具合によって判断されます。

査定に影響する?

エアバッグが開いた車は、事故車と同じ扱いを受けることも少なくありません。

なぜなら、事故車に当てはまらなくても、査定の評価ポイントには該当するからです。

エアバッグは法律により、解体時の展開やリサイクルが義務付けられており、加えて中古品としての再販売も禁止されています。

そのため、エアバッグが開いた車を業者が買い取った場合は、新しいエアバッグを取り付ける必要があり、その費用だけでも数十万円かかります。

その分、査定額にも影響してくるため、買取金額は低くなってしまうケースがほとんどです。

エアバッグを装着しないまま走行しても良い?

日本ではエアバッグの装着が義務化されていませんので、未装着のまま走行しても問題ありません。

しかし、車検には注意が必要です。

基本的にエアバッグが装着されていなくても車検に問題はありませんが、警告灯が点灯している場合は、車検に合格できません。

警告灯を消すためには、取り外す際に配線を適切に処理する必要があります。

エアバッグが開いた車は修理・交換できる?

エアバッグは一度展開すると再利用できないため、新品への交換が必要です。

しかし、交換費用は高額になりやすく、車の年式や状態によっては修理よりも廃車を検討した方が良い場合もあります。

ここでは、エアバッグの修理・交換にかかる費用や、保険利用の可否、廃車を選択する場合のポイントまで詳しく解説します。

エアバッグの修理・交換費用

エアバッグ自体の修理・交換の費用は高く、そのほか損傷した箇所がある場合はさらに費用がかかってきます。

具体的な目安としては、本体の修理・交換だけでも10〜30万程度必要です。

さらに、ステアリングやダッシュボードなどの修理・交換も必要となるため、プラス数十万程度はかかってきます。

保険を使ってエアバッグは修理できる?

エアバッグの修理・交換は高額となりやすく、「保険を使って修理できるのか」と考える方も多いと思います。

実はエアバッグの修理は、一般的な修理と同様に保険適用が可能です。

そのため、車両保険に加入している場合は、保険を利用して修理するのが望ましいでしょう。

ただし、保険を適用する場合は、等級が下がり翌年の保険料が上がりますので、よく考えてから判断しましょう。

車の状態や年式によっては廃車を検討する

保険適用でエアバッグを修理する際は、車の状態や年式によって補償額が修理費用に満たない場合があります。

そもそも車両保険は、車の年式や走行距離に合わせた「時価額」までの金額しか補償してくれません。

たとえば、修理費用が150万円で、車の時価額が30万円だった場合、残りの120万円は実費負担となります。

そのため、車の状態が悪かったり年式が古すぎたりした場合は、廃車を検討したほうが良いでしょう。

なお、修理か廃車かに悩んだ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 損傷の具合
  • 保険料の限度額
  • 車両の価値(時価額)

廃車を検討する場合は廃車買取業者に依頼するのがおすすめ

エアバッグの作動により廃車を選択する場合は、廃車を依頼できる業者を探す必要があります。

業者といってもいくつか種類がありますが、その中でも廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。

廃車買取業者は、通常かかってくる廃車や手続きに関する費用を無料で引き受けてくれます。

また、一般的な買取業者では金額が付かないと言われるような車でも、使用できるパーツや資源に金額を付けてくれるケースが多いです。

必要のなくなった車を0円以上で処理してくれますので、1度問い合わせてみることをおすすめします。

株式会社サクライなら、廃車、不動車、高年式事故車まで無料で買取を行っています。

弊社にご依頼いただければ、自賠責保険の解約手続きから買取まですべて行いますので、お客様のお手間を省き、スムーズに車を手放すことができます。

もちろん査定は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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エアバッグが開いた事故車を修理する際の注意点

エアバッグを修理する際は、2つの点に注意する必要があります。

査定額が下がる可能性がある

1つ目は、査定額が下がる可能性があることです。

先述しましたが、エアバッグが作動する際は車両のフレーム箇所が損傷している可能性が高く、その場合は修復歴車となるため査定額が大きく下がります。

修復歴車となった場合は、その車の時価額が高く、保険適用で修理できたからといっても、買取額が下がってしまいますので、結果的に損してしまうでしょう。

修復歴車となった場合の減額は、一般的に3〜4割減と言われていますので、よく考えてから判断しましょう。

保険適用する場合は翌年の保険料に注意する

2つ目が、保険適用した場合の翌年の保険料についてです。

事故などにより、自分が加入している車両保険を使用する場合、翌年の保険料が上がってしまうデメリットがあります。

等級が3段階下がるため、保険料は数万円から数十万円ほど増額します。

また、等級が戻るまでに3年は必要ですので、実費で修理する場合と保険適用する場合とで比較してから判断すると良いでしょう。

事故でエアバッグが作動した際の対応方法

突然の事故でエアバッグが開いたら、まず落ち着いてその後の対応を考える必要があります。

安全面や法律面からも、自己判断で走行を続けるのは危険です。

以下で、作動後に行うべき対応と注意点を見ていきましょう。

専門業者に依頼する

事故でエアバッグが作動した際は、周囲のパーツも破損している可能性が高いため、自己判断で乗り続けるのはおすすめできません。

また、車は細かいパーツを使用して作られているため、自己修理すると状況が悪化する可能性があります。

そのため、絶対に自己判断せず、修理工場やディーラーといった専門家に1度見てもらうのが適切です。

エアバッグを未装着のまま走行するのはおすすめしない

エアバッグが1度作動すると、修理・交換にかかる費用が高額となりやすいです。

また、未装着でも法律上は問題ないため、そのままの状態で走行すると考える方も多いでしょう。

しかし、未装着のまま走行すると、事故の際に守ってくれるものがなくなるので、大きな怪我や死亡事故につながる可能性があります。

また、買い替えする際の査定額も大きく下がる可能性もあるため、装着してから乗ることをおすすめします。

まとめ

本記事では、エアバッグが開くと事故車扱いになるのかを言及し、査定への影響や修理・交換費用、注意点を紹介してきました。

事故によるエアバッグの作動は、事故の状況や損傷具合によって事故車に扱われる可能性があります。

修理や交換する際は、安全性に直結するため、自己判断せず専門業者に相談することが重要です。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

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会社沿革

昭和20年 桜井商会設立
平成7年8月 株式会社に沿革
平成27年10月 ISO9001 and ISO14001 取得
平成27年10月 ISO/IEC 17021 取得
令和2年 大阪支店 開業
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