廃車の部品取り販売はできる?違法になるリスクを徹底解説

廃車を検討している方の中で、まだ使える部品を取り外して持っておきたいと考える方も多いのではないでしょうか?

次の車に使用したり販売したりできるかもしれません。

ただし、部品によっては違法になるので注意が必要です。

この記事では、廃車の部品取りをしたい方向けに、違法にならないためのポイントやおすすめの方法を紹介します。

ぜひ最後までお読みください。

廃車の部品取りに関連する2つの法律

廃車の部品取りは車の解体を意味するので、都道府県から解体業の許可を受ける必要があります。

そのため、個人が廃車の部品取りを行うと、2つの法律に抵触する可能性があります。

  • 自動車リサイクル法
  • 廃棄物処理法

それぞれ違反した場合には、懲役または罰金が課せられます。

自動車リサイクル法

自動車リサイクル法は、廃車となる車に含まれている有用金属や部品が適切に再利用されるように、個人や事業者の役割を義務付けたものです。

使用済み自動車の資源を最大限再利用し、廃棄物の不法投棄・不適正処理を防ぐ目的で2005年1月から施行されています。

自動車リサイクル法では、無許可で車の解体行為を行った場合に罰則を設けており、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が課せられます。

廃車から部品取りをして、車検に通らない状態のまま放置しておくだけでも違法になるので注意が必要です。

廃棄物処理法

廃棄物処理法は、正式名称「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」のことを指し、廃棄物の排出を抑制し、廃棄物の適正な処理を規定しています。

廃車は廃棄物に該当するため、廃棄物処理法の許可なく処分することはできません。

廃棄物を無許可で処分した場合は、5年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金が課せられます。

廃車の部品取りをして販売ができるものとは?

許可なく廃車の部品取りを行うと、違法になる可能性があると説明してきました。

ですが部品によっては違法にならず、取り外して販売できるものもあります。

ここでは、違法になる部品とそうでない部品を紹介していきます。

走行に関わる部品は取り外しできない

主に車の走行に関わる、以下のような部品は取り外しできません。

  • エンジン系:タービン、ラジエーター、マフラーなど
  • ミッション系:トルクコンバータ、クラッチディスクなど
  • 走行系:ドライブシャフト、デフ、アクチュエーターなど
  • サスペンション系:ロアアーム、サスペンションなど

走行に支障をきたす上記のような部品は、取り外したままの状態だと違法になるので、十分注意して扱いましょう。

また、エアバック装置やエアバック内蔵のハンドルも、部品取りが禁止されています。

ドライバーの命を守る重要部品のため、事業者であっても再販することができません。

走行への影響は比較的わずかですが、以下の部品も取り外し不可です。

  • 電装系:オイルネーター、セルモーター、スピードメーターなど
  • 外装系:バンパー、ドア、ライト類、ドアガラス、ドアミラーなど
  • 内装系:シート、ホイールなど

走行に影響がない部品を拡大解釈しないように注意しましょう。

安易に判断して取り外すと違法になるかもしれません。

後付けの付属品は取り外しができる

車に元々備わっている部品ではなく、後付けした付属品であれば取り外しても問題ありません。

代表的な付属品類を4つ紹介します。

  • カーナビ、オーディオ系

目的地までのルートを案内してくれるカーナビや、音楽を楽しむオーディオなどは走行に支障がないので、取り外すことができます。

  • ETC・防犯系

高速道路の料金所で便利なETC車載器や、防犯に役立つ警報装置やドライブレコーダーも取り外すことが可能です。

  • 純正に戻せるパーツ

社外品にカスタムしているパーツは、純正品に戻すという条件で取り外すことが可能になります。

  • 日よけ関連

サンバイザーやサイドバイザー、車内カーテンなども取り外しができる部品です。

パーツの状態で買取価格は異なる

廃車から部品取りをして販売する場合、状態によって買取価格が異なります。

中古パーツは3種類に大別することができます。

それぞれの販売までの工程と、状態の違いを見ていきましょう。

リユース品

リユース品は、解体した車から取り出した部品で、手が加えられていないものです。

部品に故障がなく、作動においても問題がないと判断された場合、そのままの状態で販売されます。

清掃やメンテナンスの手間が省ける反面、部品の信頼性に欠けるので買取価格は低くなります。

リビルト品

リビルト品は、解体した車から取り出した部品を、分解、洗浄、故障部分の取り替え、消耗品の交換といった工程により、新品に限りなく近い状態にしたものです。

オーバーホール済みの中古部品と言われ、メンテナンスなどの点検による信頼性の高さから、高い買取価格で取引されています。

リンク品

リンク品は、解体した車から取り出した部品を分解し、故障した部分のみを取り替えたもののことです。

リビルト品のように、部品全体をメンテナンスしている訳ではないため、リビルト品と比べて信頼性は少し劣ります。

買取価格は分解という工程がある分、リユース品より高く、リビルト品よりは低くなるでしょう。

人気のパーツ

廃車から取り出された部品は、そのほとんどが再利用されています。

中古パーツによって需要は異なりますが、ここでは人気パーツがどのようなものか解説していきます。

純正の中古パーツ

メーカー純正品の中古パーツは人気が高く、その信頼性により高値で取引されています。

再利用できる中古パーツは、エンジン、トランスミッション、ドライブシャフト、ショックアブソーバーなど多岐に渡ります。

ドレスアップを考えている方にはホイールやカーナビ

車をドレスアップしたい方に人気なのが、ホイールやカーナビです。

ホイールやカーナビを中古で安く取り付けしたい方は多いので、状態が良ければ高値で売却することが可能です。

廃車の部品取りをするメリット・デメリット

廃車からオプションパーツを取り外して販売するのと、そのままの状態で業者に引き渡すのではどちらの方がお得なのでしょうか?

ここでは、廃車の部品取りをするメリットとデメリットを解説します。

メリット

車の買取業者によってはオプションパーツを重視せず、査定金額にそれほど加算されないことがあります。

この場合、廃車の部品取りをして販売した方が利益が大きくなるでしょう。

また、新品の値段が高価なタイヤやホイールも中古での需要が高く、海外で使用されることも多いため、部品単体で販売するメリットがあります。

デメリット

解体業者に引き渡した廃車から無許可で部品を取り外すことは、自動車リサイクル法や廃棄物処理法に抵触する可能性があります。

また、廃車にする車は解体業者に引き渡した時点で所有権が移り、勝手な部品取りは器物損壊に該当する恐れがあります。

廃車の部品取りなら株式会社サクライへ

廃車を検討している方は、株式会社サクライにご相談ください。

株式会社サクライでは、部品単位での査定・買取が可能です。

個人では判断が難しい廃車の部品取りや、面倒な廃車手続きも代行することが可能です。

廃車に必要な諸経費や手間がかからない

個人で廃車するには書類手続きや解体業者への依頼など、諸経費や手間がかかります。

株式会社サクライでは、書類手続き、解体費用、レッカー代、リサイクル料などの必要経費を無料にて代行します。

廃車の車でも各部品を含めた査定額になる

中古車買取業者やディーラーで、値段が付かない車でもお任せください。

株式会社サクライではパーツごとの販売や海外にも販路があることで、各部品を含めた査定額を提示することができます。

買取金額決定後に部品取りを行うことは契約違反になり、手数料や違約金が発生する可能性があるので、事前のご相談をお願いします。

部品取りできる付属品についても相談が可能

株式会社サクライでは、廃車の付属品も査定額に含めて買取していますが、取り外して持っておきたい付属品は、事前にご相談ください。

買取価格から付属品の金額を差し引きして廃車買取します。

部品取りして問題がないパーツかどうかのご相談も承ります。

部品単位での買取がある

カーナビやオーディオ、アルミホイールやタイヤは中古市場で人気があり、高値が付くことも珍しくありません。

部品単位での買取は、豊富な買取実績を持つ株式会社サクライにお任せください。

まとめ

廃車の部品取りを個人で行い、販売することは違法になるリスクがあります。

株式会社サクライでは創業60年の実績を活かして、どのような状態の車でも10,000円以上で買取可能です。

廃車の部品単位での買取、付属品の取り外しも相談可能ですので、廃車を検討している方は、ぜひ株式会社サクライにご相談ください。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

本社

商号 株式会社桜井
屋号 株式会社サクライ
所在地 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4
TEL 06-6414-2222
FAX 06-6414-6644
営業時間 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み)
代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
営業種目 自動車解体業、部品販売(輸出)
資本金 40,000,000円
従業員数 105名
主要取引先 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪
取引先銀行 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 兵庫県 第02801038224号
引取業許可 尼崎市 第20711000024号
産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号
解体業許可 尼崎市 第20713000024号
破砕業許可 尼崎市 第20714000024号
フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号
第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号
一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号
古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号

(その他必要に応じて申請)
兵庫県フロン回収処理推進協議会会員
兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

大阪支店

商号 株式会社桜井(大阪支店)
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代表者氏名 代表取締役 桜井 成子
許可番号 産業廃棄物収集運搬業許可 大阪府 第02700038224号
引取業許可 大阪市 第20661001002号
産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号
解体業許可 大阪市 第20663001002号
破砕業許可 大阪市 第20665001002号
フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号
第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号

(その他必要に応じて申請)
URL https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/

会社沿革

昭和20年 桜井商会設立
平成7年8月 株式会社に沿革
平成27年10月 ISO9001 and ISO14001 取得
平成27年10月 ISO/IEC 17021 取得
令和2年 大阪支店 開業
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