廃車にする車はオークションに出品できる？出品方法や注意点をご紹介！

廃車を処分したいと考えた時、一般的には専門業者などに買い取ってもらうという方法が思いつくと思います。

最近ではうまく資産として扱う方法としてオークションで廃車にする車を売るといった方法も用いられます。

そこで今回は、廃車にする車をオークションに出品する方法や注意点、メリット、デメリットについてご紹介していきます。

廃車オークションとは？

廃車オークションとは、故障や事故を起こしてしまい価値が付かない車を出品したり落札することができるオークションです。

オークションには、専門の業者が行うオークションと個人で行うオークションがあります。

廃車オークションに出品する方法とは？

廃車をオークションに出すことで高値で売却できる場合があります。

そのため、廃車にしようと考えている車に価格がつき手放せるのであれば利用したいと考える方は多くいらっしゃると思います。

廃車オークションは、個人で出品する場合と業者に依頼して出品する場合と2種類あり、それぞれ出品方法が異なってきます。

ここでは、個人で出品する方法と業者に依頼して出品する方法をご紹介していきます。

個人で廃車をオークション出品する方法

1.オークションサイトを選定する

まずは、インターネットを使い廃車を売ることができるオークションサイトを選んでいきます。

選ぶ際の注意点として利用規約をよく読んでからサイトを選ぶようにしましょう。

登録する際には本人確認が必要となるので、あらかじめ身分証明ができるものを用意しておくと良いです。

2.定められた方法で出品する

出品するサイトを決めたら、サイトに登録をしていきます。

メーカーや年式、グレード、車種、排気量、燃料の種類、ATなのかMTなのか、駆動方式、事故車かどうかといった細かな情報を登録します。（車検証に主な情報は記載されています。）

登録後は、出品する車の写真を必要な枚数登録していきます。

写真は、車を評価する時の重要な情報となるので買い手にわかりやすく撮るようにしましょう。

また、登録する情報や写真以外にも車の状態やコメントなどを入力するところがある場合は、しっかりと記入するようにしましょう。

金額部分についても、スタートする時の価格や最低の落札価格、即決価格、支払いの方法も必ず入力します。

3.落札されたら落札者に引き渡す

出品した車が落札されたら手続きを行っていきます。

落札金額と落札者の確認をして、落札者とやり取りを行っていきます。

確認事項として、落札してくれた方の名前、出品した車の受け渡しに必要な書類等です。

また、車の受け渡しをする日時と場所、代金の受け取りについても落札者と決めておきましょう。

あとは期日まで書類の用意をして、事前に決めてある日時と場所で車の受け渡しを行います。受け渡しの際に、記載していた情報通りか車を確認してもらい、何事もなければ引き渡しを行い終了となります。

代行業車を利用してオークションに出品する方法

業者に依頼してオークションに参加する場合は以下の手順で進めていきます。

1.代行業者に依頼する

まずは、オークション代行業者のサイトや電話にて申し込みを行います。

申し込み時に名前と住所、車種、年式、グレード、走行距離などの車両情報を入力していきます。

嘘の情報を入力した場合や落札者からのクレームがあった場合はペナルティが課せられるので虚偽がないようにしましょう。

2.売却する金額の打ち合わせを行う

業者から連絡が入るので、オークションに参加するための打ち合わせや相談を行います。

これから売却しようと考えている車がオークションでどのくらいの相場なのか見て価格を決めていきます。

手数料や出品料、車を運ぶ料金など費用がかかってくるのでコスト面を考えて売却額を提案していきましょう。

3.契約を行う

予想の売却額に納得ができたら、契約を行います。

オークションなので必ず予想売却額で売れるとは限りません。

また、最低の落札価格を設定することも可能となっています。最低落札額は、入札者にしかわからないようになっています。

4.書類、車の輸送

契約が済んだら、オークションに参加するために必要な書類を用意して、オークションの会場に車を運ぶといった流れになります。

会場が近隣の県であれば2万円前後、遠い場合は5〜10万円輸送費としてかかることもあります。

5.出品と落札

代行業者が出品したら、あとは結果を待ちます。

万が一落札されなかったという場合でも費用はかかります。

落札されなかった場合、再度出品することも可能となっています。

その場合、オークションの出品費用もかかります。

6.振り込み

落札されたら、代行業者が手数料やその他の費用を引き、口座にお金が振り込まれます。

落札された金額が150万円未満の場合や一時抹消された車は、落札された日から1週間程度で支払われます。

落札された金額が150万円を超える場合は、落札者の名義変更が済んでからお振り込みとなります。

廃車オークションを利用するメリット、デメリット

廃車オークションはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。

ここでは、廃車オークションのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

メリット

遠方の方でも関係なく取引ができる

廃車オークションは、ネットなどを通じて落札する方も多くいます。

そのために、思いもしないところから買いたいという方がいる場合もあります。

個人で業者に持ち込むといった場合は、車を見る方も限られますがオークションを利用する場合は制限もありません。

オークションに出品することで廃車を買取りたいと考えてる方との距離に関係なく取引を行うことができます。

価格の設定ができる

廃車オークションは、最低落札価格を設定できるところもメリットの1つです。

納得できない価格での落札がないので安心して廃車を売ることができます。

そのため、自分が考えている適正の価格で買い取ってもらいやすくなっています。

デメリット

手数料が必要

廃車オークションは、さまざまな手数料があり利用手数料や落札された時の仲介手数料がかかることが多いです。

差し引かれるお金は、利用するオークション会場によって異なってくるので事前に確認しておきましょう。

トラブルが起きる可能性がある

支払い方法や出品時の告知忘れなどでトラブルになってしまうといったことがあります。

また、取り外しをしてはいけない装備や部品を外してしまい売却した場合などもトラブルになってしまいます。

トラブルが起きてしまうと落札されていてもキャンセルになってしまうことがあるので、トラブルにならないよう事前に支払い方法や車の状態など細かく告知、確認をするようにしましょう。

廃車をオークションに出品する時の注意点とは？

廃車オークションは、メリットがたくさんありますがその反面で気をつけなければいけないこともあります。

ここでは、廃車オークションに出品する時の注意点についてご紹介していきます。

落札されない可能性がある

出品したら待っているだけですが、必ず入札されるわけではありません。

最低落札価格が高く設定されていたり、車の状態が購入希望者の求めているものと違ったりする場合は落札されません。

落札されなくてもかかる費用は変わりませんのでその分マイナスになってしまいます。

車の状態を明確に知らせる

車の状態を明確に知らせることは、落札されるだけではなく、トラブルに発展しないためにも注意しなければいけない部分となっています。

廃車にする車の事故歴や修復歴は、明確に記載しないと違法行為になってしまいます。

せっかく落札されたのにキャンセルになってしまう可能性があるので車の状態は明確にしておきましょう。

廃車を少しでも高く売却するならオークション？廃車買取？

廃車を少しでも売却するなら廃車買取業者に依頼することをおすすめします。

なぜなら、廃車買取に廃車を依頼することでオークション費用や輸送費など、支払わないとならない費用が発生しないためです。

また、オークションで売却後、落札者とのトラブルになるリスクもあります。

廃車買取業者へ廃車を依頼すれば、落札者とのトラブルを避けたり、面倒な廃車手続きも全て代行してくれるため、手間もかかりません。

廃車手続きの方法や必要書類についてはこちら

まとめ

今回は、廃車オークションのメリットやデメリット、注意点についてご紹介してきました

廃車にする車は価値がつかないと考える方もいると思います。

ですが、廃車オークションを利用することで思わぬ高値で売れたりすることがあります。

そのため、少しでも廃車オークションのことを理解し知識をつけ、より便利に廃車オークションを活用できるようにすることをおすすめします。

少しでも高く廃車を売りたいと考えている方は、廃車買取業者の利用も検討してみましょう。

廃車の引き取り・買取など、車の処分に関するコラム

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