
長期間動かしていない不動車がある場合、「とりあえずエンジンをかけてみよう」と考える方も多いでしょう。
しかし、いきなり始動すると、放置期間や車の状態によってはエンジン内部の損傷や故障につながるかもしれません。
一方で、適切な手順で確認・点検を行えば、自分で始動できるケースもあります。
本記事では、不動車のエンジンを始動していいか、エンジンがかからない原因や始動できない場合の売却まで分かりやすく解説します。
不動車のエンジンを始動しても大丈夫?
不動車でも放置期間が短く、車両に異常がなければ始動できる場合があります。
事故や長期放置で状態が不明な車は注意が必要です。
安全を確認せずに始動すると、故障や事故を招く恐れもあるでしょう。
まずは、不動車のエンジンを始動しても大丈夫か解説します。
エンジンを始動してもよいケース
保管前に異常がなく、数週間ほど使用していなかっただけなら、自分でエンジンをかけられる場合があります。
原因が、バッテリー上がりやエンジンオイルの不足など明確かつ軽微と考えられる場合も同様です。
また、エンジンをかける前に、車体の下にオイルや燃料が漏れていないか確認しましょう。
エンジンルームに配線の損傷や異物がなく、エンジンオイルや冷却水などの量にも問題がなければ慎重に操作します。
オートマ車はシフトをPに入れ、ブレーキを踏んだ状態でエンジンをかけます。
動かない場合はスマートキーの電池切れやハンドルロックなど、故障以外の原因も確認してください。
それでもエンジンがかからない場合は、セルを何度も回さないことが大切です。
原因が分からないまま繰り返すと故障を悪化させるおそれがあるため、作業を中止し、整備工場や専門業者へ相談しましょう。
エンジンを始動しないほうがよいケース
事故車や水没車、燃料漏れが疑われる車は、エンジンを始動させないほうが安全です。
配線が傷んだ状態で通電すると、ショートや車両火災につながる危険があります。
また、長期間放置した車も注意が必要です。
エンジン内部の油膜が切れていると、始動時に金属部品同士がこすれ、内部を傷めるおそれがあります。
オイルや冷却水が漏れていたり、異臭、焦げた跡、動物にかじられた配線などが見つかったりした時も、無理にエンジンをかけてはいけません。
故障原因が分からない車や、事故後から一度も動かしていない車は、現状のまま査定や点検を依頼しましょう。
無理に始動すると状態が悪化して修理費が増えたり、査定額が下がったりする可能性があります。
不動車のエンジンを始動する前に確認したいこと
不動車を安全に始動するには、エンジンだけでなく車体全体の確認が欠かせません。
目視できる異常を先に調べ、少しでも不安があれば作業を控えましょう。
次は、不動車のエンジンを始動する前に確認したいことに触れていきます。
安全に始動するためのチェック項目
エンジンをかける前に、次の項目を確認します。
- 車体の下にオイルや燃料、冷却水が漏れていないか
- エンジンルームに小動物の巣や異物がないか
- 配線が切れたり、被覆が破れたりしていないか
- ベルト類にひび割れや緩みがないか
- バッテリー端子が腐食していないか
- タイヤがつぶれたり、固着したりしていないか
燃料臭や焦げたにおい、配線やホースの損傷が見つかった場合は、エンジンをかけずに点検を依頼しましょう。
異常がないことを確認してから始動することで、故障や事故のリスクを抑えられます。
バッテリー・オイル・ガソリンなど消耗品にも注意
バッテリーが上がっている場合は、充電や交換が必要です。
端子に白い粉や液漏れが見られるときは、無理に触らず専門業者へ相談しましょう。
エンジンオイルやガソリンなどの消耗品も確認が欠かせません。
特にエンジンオイルは量だけでなく、色や粘りも確認し、極端に減っている・白く濁っている・固く変質している場合は、始動を控えてください。
また、長期間入れたままのガソリンは劣化していることがあり、強い異臭や変色は燃料ポンプや噴射装置の不具合の原因の一つです。
あわせて、冷却水やブレーキフルードの量や漏れも確認しましょう。
不足したままではエンジンの過熱や制動不良につながる可能性があります。
点検の途中で異常が見つかったり、交換方法が分からなかったりする場合は、自己判断で作業せず整備工場へ依頼しましょう。
不動車のエンジンを始動する手順
不動車のエンジンは、通常の車と同じ感覚で始動させないことが大切です。
車両の状態を確認し、異常がなければ慎重に操作します。
専門的な整備が必要な場合は、自分で作業せず業者へ任せましょう。
続いては、不動車のエンジンを始動する手順を紹介します。
エンジンを始動する基本的な流れ
始動前の点検で異常がなければ、次の手順でエンジンを始動します。
- シフトレバーをPに入れ、サイドブレーキをかける
- ブレーキペダルを踏み込む(マニュアル車はクラッチペダルも奥まで踏む)
- キーを回す、またはスタートボタンを押す
- セルを回す時間は短くし、一度で始動しなくても連続操作は避ける
セルを繰り返し回すと、バッテリーやセルモーターに負担がかかるので控えてください。
バッテリー上がりが原因であれば、ジャンプスターターなどで始動できる場合もあります。
しかし、端子の接続を誤ると故障や火災につながるため注意が必要です。
プラグを外してオイルを入れる作業や、クランクシャフトを回す作業は専門知識が必要です。
長期間放置していた車は無理に始動させず、整備工場へ依頼しましょう。
始動後に確認するポイント
エンジンがかかった後は、すぐに走行せずアイドリングの状態を確認しましょう。
回転数が安定しているか、エンストを繰り返さないかを確認したうえで、次のような異常がないか点検します。
- 金属がこすれるような異音がする
- 燃料や焦げたような異臭がする
- 白煙や黒煙が大量に出る
- オイルや冷却水が漏れている
- 警告灯が消えない
いずれか一つでも当てはまる場合はエンジンを停止し、無理に走行しないでください。
また、ブレーキやタイヤ、灯火類の状態も確認しましょう。
長期間放置した車では、サイドブレーキの固着やタイヤの変形が起きていることがあります。
アイドリングが安定していても、安全に走行できるとは限りません。
車検や自賠責保険が切れている場合は公道を走らず、積載車などで移動させましょう。
不動車のエンジンが始動しない主な原因
エンジンがかからない場合は、セルモーターの反応を確認しましょう。
セルが回らないのか、回っても始動しないのかによって、考えられる原因は異なります。
エンジンが始動しない場合は何度もセルを回さず、まずは症状を確認することが大切です。
ここでは、不動車のエンジンが始動しない主な原因を解説します。
セルが回らない場合
キーを回しても反応がない場合は、バッテリー上がりが考えられます。
メーターパネルやヘッドライトも点灯しなければ、電力不足かもしれません。
ライトは点灯するもののセルが回らない場合は、セルモーターや配線、ヒューズの故障が疑われます。
カチカチという音だけがする場合も、バッテリーの電圧不足やセルモーターの不具合によるものです。
故障だけでなくシフトレバーの操作ミスやスマートキーの電池切れなどが原因となることもあります。
また、原因が分からないままセルモーターを叩くなどの応急処置は避けましょう。
無理に始動を試みると別の部品まで損傷し、修理費が高額になる可能性があります。
セルは回るがエンジンがかからない場合
セルが回るのにエンジンが始動しない場合は、燃料や点火系統の異常が考えられます。
ガソリン切れだけでなく、長期間放置したことで燃料が劣化しているケースも少なくありません。
また、燃料ポンプや燃料フィルターに不具合があると、エンジンへ燃料を送れなくなります。
スパークプラグやイグニッションコイルの故障も、正常に点火できない原因の一つです。
セルの回転が弱い場合は、バッテリーの電圧不足も疑いましょう。
他にも、防犯装置の誤作動やスマートキーの認証不良など、電子制御が原因で始動できないこともあります。
何度もセルを回し続けると、プラグかぶりやバッテリー上がりを招くおそれがあります。
数回試しても始動しない場合は、整備工場や専門業者へ相談しましょう。
自分で対処できない場合はどうする?
原因を特定できない場合は無理に始動を試さず、整備工場やロードサービスへ相談しましょう。
オイル漏れや焦げたにおい、金属音がある車は、エンジンをかけることで故障が悪化するおそれがあります。
バッテリー上がりであれば、ロードサービスによるジャンピングスタートで復旧できることがあります。
一方、セルモーターや燃料系統などの故障では、レッカー搬送や部品交換が必要になるケースも少なくありません。
長期間放置した車は、複数の部品が同時に劣化していることもあります。
修理費が車両の価値を上回る場合は、売却や廃車を検討したほうが負担を抑えられることもあるでしょう。
エンジンが始動しない不動車でも、部品や金属資源として価値が残る場合があります。
修理を依頼する前に査定を受け、修理費と売却額を比較して判断してください。
エンジンがかかっても走行してはいけないケース
不動車はエンジンが始動しても、安全に走行できるとは限りません。
異音や異臭、警告灯が出ている場合は、車両に異常が残っている可能性があります。
車検や自賠責保険の有効期限も確認し、安全性や法的な条件を満たしていることを確認してから対応を判断しましょう。
続いては、エンジンがかかっても走行してはいけないケースを紹介します。
異音・異臭・警告灯
異音や異臭、警告灯が出ている場合は、エンジンが始動しても走行は控えましょう。
特に次のような症状があるときは注意が必要です。
| 【症状】 | 【原因】 |
| 金属を削るような音やカラカラ音 | エンジン内部の損傷やオイル不足が疑われる |
| 燃料臭や焦げ臭さ、ビニールが焼けたようなにおい | 燃料漏れやベルトの滑り、配線のショートなどの可能性がある |
| 油圧警告灯・水温警告灯・ブレーキ警告灯が消えない | 何かしらの要因が解決していないため、重大な故障や事故につながるおそれがある |
このような異常を確認したらエンジンを停止し、整備工場やロードサービスへ相談してください。
無理に自走せず、積載車やレッカーで移動することが大切です。
車検切れ・自賠責切れ
エンジンがかかっても、車検や自賠責保険が切れている車は公道を走行できません。
長期間放置していた車は、始動前に有効期限も確認しておきましょう。
車検切れの車を整備工場へ運ぶ場合は、仮ナンバーの取得が必要です。
一時的に公道を走行できますが、申請には運行期間中に有効な自賠責保険への加入が求められます。
仮ナンバーを取得しない場合は、積載車やレッカー車で運搬します。
売却や廃車を進める際は、引き取りに対応した業者へ依頼すると移動の手間を減らせます。
車検や自賠責保険が切れた状態で公道を走行すると、法律違反となるため注意が必要です。
不動車が始動しない場合は売却という選択肢もある
エンジンが始動しない不動車は、修理だけでなく売却や廃車も検討できます。
修理費が高額になる場合は、現状のまま査定を受けたほうが負担を抑えられるかもしれません。
最後に、不動車の売却について触れていきます。
修理・売却・廃車を判断するポイント
修理するか迷ったときは、修理費と車両の現在価値を比較しましょう。
年式が新しく軽い故障で直せる場合は、修理して乗り続ける選択肢もあります。
しかし、エンジンやミッションなど主要部品の修理では、高額な費用がかかることも少なくありません。
低年式車や走行距離が多い車は、修理後に別の故障が発生する可能性もあるため、費用に見合うか確認することが大切です。
売却を検討している場合は、修理前に査定を受けましょう。
また修理費をかけても、その全額が査定額へ反映されるとは限りません。
修理費が車両の価値を上回る場合や、今後乗る予定がない場合は、廃車も選択肢の一つです。
買取価格や引き取り費用、税金などの還付を含め、手元に残る金額を比較して判断してください。
エンジンがかからない不動車でも売却できる理由
不動車は中古車として再販売できなくても、部品や金属資源として価値が残ります。
故障していないエンジン周辺部品や外装、足回りなどは、中古パーツとして再利用できるでしょう。
国内で需要が低い古い車でも、海外では修理して使用されるケースがあります。
商用車やSUVなど、耐久性が評価されている車種は輸出需要も期待できるでしょう。
再利用できる部品が少ない場合も、車体に使われている鉄やアルミを資源として売却できます。
そのため、エンジンが始動しないだけで価値がなくなるとは限りません。
不動車や事故車の販路を持つ廃車買取業者なら、車両の状態に合わせた査定が可能です。
不動車の引き取り費用やレッカー代はかかる?
不動車の移動には、積載車やレッカー車が必要です。
個人で手配すると、基本料金や走行距離に応じた費用がかかります。
夜間や遠方への搬送、特殊な引き上げ作業では追加料金が発生するかもしれません。
一方、自社で積載車を保有している廃車買取業者の場合、運搬費用を抑えやすいため、査定から車両の引き取りまで無料で対応する業者もあります。
ただし、地下駐車場や狭い場所にある車、タイヤが固着した車では、別途費用が必要になる可能性があります。
査定を依頼する際は、保管場所や車両の状態を正確に伝えましょう。
レッカー代や手続き費用が査定額から差し引かれないか、契約前に確認することも大切です。
まとめ
不動車のエンジンを始動する際は、車両の状態を確認し、無理にセルを回さないことが大切です。
異音や異臭、液漏れなどがある場合は始動を中止し、専門業者へ相談しましょう。
エンジンがかかっても、ブレーキやタイヤに異常がある車は安全に走行できません。
車検や自賠責保険が切れている場合も、公道での運転は避ける必要があります。
エンジンがかからない原因によっては、高額な修理費がかかるケースもあります。
修理するか売却するか迷っている場合は、修理を依頼する前に株式会社サクライへご相談ください。
エンジンが始動しない不動車でも査定・引き取りに対応しており、廃車手続きまでまとめてお任せいただけます。
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本社
| 商号 | 株式会社桜井 |
|---|---|
| 屋号 | 株式会社サクライ |
| 所在地 | 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町15番地の4 |
| TEL | 06-6414-2222 |
| FAX | 06-6414-6644 |
| 営業時間 | 9:00 ~ 19:00(日曜・祝日休み) |
| 代表者氏名 | 代表取締役 桜井 日出男 |
| 営業種目 | 自動車解体業、部品販売(輸出) |
| 資本金 | 40,000,000円 |
| 従業員数 | 105名 |
| 主要取引先 | 豊通マテリアル株式会社|株式会社ナベショー|岸和田製鋼株式会社|株式会社中山製鋼所|日本製鉄株式会社|株式会社クボタ|株式会社栗本鐵工所|共英製鋼株式会社|中山鋼業株式会社|大阪製鐵株式会社|王子製紙株式会社|株式会社ダイセル|DINS関西株式会社|巌本金属株式会社|宇部興産株式会社|エコシステム岡山株式会社|住友大阪セメント株式会社|神戸マツダ株式会社|兵庫三菱自動車販売株式会社|西日本三菱自動車販売株式会社|大阪ダイハツ販売株式会社|株式会社スズキ自販近畿|株式会社スズキ自販兵庫|株式会社南海スズキ|株式会社ホンダカーズ大阪 |
| 取引先銀行 | 尼崎信用金庫|三菱東京UFJ銀行|三井住友銀行|りそな銀行|商工中金|日本政策金融公庫|阿波銀行 |
| 許可番号 | 産業廃棄物収集運搬業許可
兵庫県 第02801038224号 引取業許可 尼崎市 第20711000024号 産業廃棄物処分業許可 尼崎市 第7121038224号 解体業許可 尼崎市 第20713000024号 破砕業許可 尼崎市 第20714000024号 フロン類回収許可 尼崎市 第20712000024号 第1種フロン類回収許可 兵庫県 第281010306号 一般貨物自動車運送許可 近運自貨 第1218号 古物商許可番号 兵庫県 公安委員会 第631339900014号 (その他必要に応じて申請) 兵庫県フロン回収処理推進協議会会員 兵庫県自動車リサイクル処理工業会会員 |
| URL | https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/ |
大阪支店
| 商号 | 株式会社桜井(大阪支店) |
|---|---|
| 所在地 | 〒551-0021 大阪府大阪市大正区南恩加島5丁目7-84 |
| TEL | 06-6551-7777 |
| FAX | 06-6551-7778 |
| 営業時間 | 9:00 ~ 18:00(日曜・祝日休み) |
| 代表者氏名 | 代表取締役 桜井 日出男 |
| 許可番号 |
産業廃棄物収集運搬業許可
大阪府 第02700038224号 引取業許可 大阪市 第20661001002号 産業廃棄物処分業許可 大阪市 第6620038224号 解体業許可 大阪市 第20663001002号 破砕業許可 大阪市 第20665001002号 フロン類回収許可 大阪市 第20662001002号 第一種フロン類充填回収業 知事(登一回) 第3978号 (その他必要に応じて申請) |
| URL | https://kaitori-sakurai.com/scrapcar/ |
会社沿革
| 昭和20年 | 桜井商会設立 |
|---|---|
| 平成7年8月 | 株式会社に沿革 |
| 平成27年10月 | ISO9001 and ISO14001 取得 |
| 平成27年10月 | ISO/IEC 17021 取得 |
| 令和2年 | 大阪支店 開業 |
